カナダのビートルズ好き数学教授 NHKの番組で持論を展開

2013年2月15日放送 22:00 - 22:43 NHK総合「頭がしびれるテレビ スペシャル 名曲は数学で出来ている!?」にダルハウジー大学(カナダ)の数学教授、ジェイソン・ブラウン氏が登場しました。
同氏はフーリエ変換を用いてビートルズの「A Hard Day's Night」の冒頭のコードを解析した論文で有名になりました。今回もそのことに触れていましたが、「ギターだけではなくベースやピアノも入っている」と主張しただけでコード自体は紹介しませんでした。同氏の発表以降、より有力な他説が出てきてたからかもしれません。詳細は以前の投稿をご参照ください。

イギリスの数学者が「A Hard Day's Night」のイントロのコードを解明したと主張
http://blog.kouchu.info/2012/09/AHardDaysChord.html

今回は他に、ビートルズの「Here Comes The Sun」の印象的なアコースティックギターのフレーズを取り上げていました。同曲は4拍子であるにもかかわらずアコースティックギターのフレーズが3音ずつで構成されているため違和感を生じるが、3と4の最小公倍数である12音めに両者が一致する瞬間に快感が生じるという説明をしていました。
「ビートルズは無意識に数学を活用しており、それがビートルズの人気の理由の一つになっている」という主旨でした。

同番組紹介を以下に転載します。
生活の中の身近な題材を選び、数学を駆使してそこに潜む深遠な真理を探っていく「頭がしびれるテレビ」。今回の題材は音楽です。
歴史上、音楽と数学は極めて密接に関係してきました。そもそもドレミの「音階」は、古代ギリシアの数学者ピタゴラスが作り出したものです。バッハ、ビートルズ、日本の民謡など古今東西の名曲を数学的に検証してみると、そこには、さまざまな数学的な美しさが潜んでいます。
今回は、谷原章介扮する数学マニアのギャラリーオーナーのもとを、「曲が作れなくなった」と、作曲家が訪ねるドラマ形式で進んでいきます。「数学で解決できないことなどない」と豪語する谷原オーナーは、数学を駆使して作曲家の悩みを解決できるのでしょうか。 

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