キャヴァン・タイプのヘフナーベース Contemporary、Ignition両シリーズで世界発売

2013年4月にドイツ・フランクフルトで開催されたヨーロッパ最大の楽器関連展示会「Musikmesse」において、カール・ヘフナー社がContemporaryとIgnitionシリーズにいわゆる「Cavern Bass(キャバーン・ベース)」に分類される新製品を追加することを発表しました。値段はいずれも通常版と変わらないようです。
販売開始時期は不明でが、イギリスの楽器店では2013年5月8日から予約受付開始しています。
http://www.soundaffectsmusic.com/hofner-htc500-1-cv-cavern-bass.html

Contemporaryシリーズの場合

Ignitionシリーズの場合
Contemporaryシリーズのキャバーン・モデルは既に日本限定で発売されていましたが(以前の投稿参照)、今回ワールドワイドでの展開となったようです。このモデルは同じく日本限定である、ネックとヘッドにバインディングが無いモデル(HCT-500/1J)を元にしていました。今回初めてネックとヘッドにバインディングが無いContemporaryシリーズのベースが世界に流通することになります。

Contemporaryシリーズは廉価版という位置づけで中国で生産されていますが、Ignitionシリーズはさらに廉価版でインドネシアで生産されているようです。今回、そのIgnitionシリーズにもキャバン・タイプが追加されました。これは日本でも販売されていたことは無く今回が世界初披露になります。

Contemporaryシリーズの方はピックアップのカバーやヘッドのロゴが通常版と異なるなどこだわりを見せていましたが、Ignitionシリーズはリアピックアップの位置とそれに付随してピックガードの形状が変わっているだけのようです。ここにも入門者向けシリーズとしてコストを抑えようという意図が感じられます。

このタイプのベースを好むのはビートルズファンでもマニア度が高い人だと思うので、見た目や仕様がポール・マッカートニー使用器と大きく異なるIgnitionシリーズを選ぶかは疑問ですが、2本目・3本目としての需要は望めるかもしれません。
これが原型

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