The Fab Fourのロン・マクニール「初めてポール役のアーディ・サーラフを見た時は鳥肌が立った」

現状おそらく世界一のビートルズトリビュートバンドで2013年には来日公演も果たしたThe Fab Fourのジョン・レノン役、ロン・マクニールがNeperville Sun紙の取材に応え、ポール・マッカートニー役のアーディ・サーラフについて語りました。
Ardy SarrafとRon McNeil
From Beatle fan to Beatle tribute band member (Naperville Sun)

この中で以下のようなことを語っています。意訳です。
  • ビートルズ・コンベンションのコピーバンドコンテストで初めてアーディ・サーラフの演奏を見た時は信じられず文字通り鳥肌が立った。彼のサウンドはポール・マッカートニーそのもので、魔術か何かだと思った。 そのあとすぐバンドを組んだ(1997年)。※ちなみに後年このコンテストでロン・マクニールはジョン・レノン歌唱賞を受賞
  • 姉のレコードを借りて音楽を聞くようになったころからビートルズのファンだった。すぐにビートルズのレコードの収集を始めた。ビートルズのレコードが何種類あるかは知らなかったが、どれもこれも期待以上だった。
  • ビートルズの曲を演奏したくて楽器を始めてのめりこんでいった。若い駆け出しのミュージシャンにとって、有名な曲を学ぶのは楽しいものだ。
  • 父にブロードウェイの「Beatlemania」(ビートルズトリビュートショーの草分け)に連れて行ってもらい、自分もこのようなことをやりたいと憧れを抱いた。今でこそトリビュートバンドは珍しくないが当時は画期的だった。
  • ジョン・レノンの音楽の影響力に気づいたのはジョンが亡くなってからで、それまではポール派だった。アーディ・サーラフは逆にポール役になるまではいつもジョンのファンだった。この二人が互いを客観視しながらバランスを取ることによりThe Fab Fourの演奏はよりダイナミックになる。
 The Fab Fourはジョンがポール派でポールがジョン派だということは興味深いです。自分の心酔している人になりきるよりは実際良い結果を生みそうな気がします。

ロン・マクニールを魅了したアーディ・サーラフは現時点ではポール本人よりビートルズ時代のポール・マッカートニーを体現していると思います。ビートルズ時代に飽き足らずウイングスのトリビュート活動も行っているようです。こちらにもロン・マクニールがデニー・レイン的役回りで参加しています。リンダもいます。





なんと、ご本人登場でウイングスのギタリスト、ローレンス・ジューバーとも共演しています。


アーディ・サーラフは他の多くの職業ポール・マッカートニー役に比べて楽器の再現度にこだわりがあって好感が持てます。是非また日本に来てほしいものです。

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2 コメント

  1. いつも最新の情報と読みごたえのある記事を楽しませていただいてます。ありがとうございます。

    今回も非常に興味深い記事ですね。さすがのアンテナ力です!

    "アーディ・サーラフは現時点ではポール本人よりビートルズ時代のポール・マッカートニーを体現していると思います"に関しては全く同感ですね!

    The Fab Fourの日本公演は本当に素晴らしかった。あの再現度はもう反則です(笑)また何回でも観たいです!早く日本に帰ってきてほしい!

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  2. コメントありがとうございます。

    Th Fab Fourは来年、ビートルズ来日50周年記念に日本武道館公演を開催してくれることを期待しています。

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