ポール・マッカートニーの“キャヴァン・ベース”こと1961年製ヘフナー・バイオリンベースの、半世紀にわたる行方不明からの劇的な帰還——この感動的な物語が映像作品としてまとめられようとしています。
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映画の1シーンと思われる |
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1969年1月 |
英BBCの長寿ドキュメンタリー番組『Arena』シリーズの、50周年を祝う新作の一本として、『The Beatle And The Bass』が制作されることが発表されました。
Documentary on Sir Paul McCartney’s lost bass guitar among new Arena films (THE IRISH NEWS)
本作では、ファン主導の“Lost Bass Project”が1980年代~2023年にわたり進めてきた捜索活動が描かれ、2018年以来の進展や2023年9月に貴重なベース本体が確認され――そしてついに2024年12月、ポールがステージで使用、復活を遂げた実話が中心テーマとなるとのこと。
ポール本人や弟マイク、クラウス・フォアマン、エルヴィス・コステロらの新たなインタビューも収録予定。また、ファン活動を通じての発見劇を描く内容として、その熱意もファン心理も細やかに描かれる予感です。公開日程未定です。
どのくらいこのベースについて楽器やサウンドの面でマニアックに語られるか楽しみです(あまりその点に触れないかもしれませんが)。
ポール・マッカートニー「盗まれたものは、特にそれが思い入れのあるものだったら、取り返したいよね。宇宙に飛んでいってしまって、どこへ行ったんだろうって考えさせられる…その答えがあるはずだ。」
このベースに関する甲虫楽団ブログの記事はこちら↓
「ポール・マッカートニーが盗まれたバイオリンベース 半世紀の時を経て本人の元に戻る」(2024年2月16日掲載)
「ポール・マッカートニー2024年最終公演でリンゴ・スターやロン・ウッドと共演 盗まれたベースも登場」(2024年12月20日掲載)
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