2017年12月31日日曜日

2017年ビートルズ十大ニュース

2017年も今日で終わりです。当ブログの独自視点による2017年のビートルズ関連十大ニュースをカウントダウン形式で振り返りたいと思います。過去に各ニュースに関連する記事を投稿しているのでそちらもご覧ください。

第10位 The Return来日するもすぐ帰国

アメリカのビートルズトリビュートバンド「The Return」が2015年に続き来日公演を行いました。ところが2公演を終えた直後に、主目的だったはずの東京公演(5日7公演)が日本側主催者のごたごたで中止となり早々に帰国となりました。今後のビートルズトリビュートバンドの来日に悪影響を与えないことを祈ります。

第9位 ビートルズ使用楽器復刻

 ポール・マッカートニーが使用したリッケンバッカーのベースを意識した「Limited Model 4001S Special Satin Mapleglo」、ジョージ・ハリスンが1969年1月に使用したことで有名なオールローズ・テレキャスターの復刻版『George Harrison Rosewood Telecaster』が発売されました。ポールのベースと言えばヘフナーのバイオリンベースですが、今年は微妙な仕様のバリエーションをいくつか発売しましたが、ポール使用器に肉薄する製品は発売されませんでした。そろそろ期待したいです。

第8位 ビートルズゆかりのミュージシャン死去

今年も訃報が相次ぎました。ビートルズのルーツであるチャック・ベリー(3月)やファッツ・ドミノ(10月) 、後輩のトム・ペティ(10月)、日本ではムッシュかまやつさん(3月)などです。ミュージシャンではありませんがビートルズに花を添えたアーティストといえるマジック・アレックス(1月)も今年亡くなっています。ビートルズ関係者で存命な人を探す方が難しくなってきました。

第7位 ザ・パロッツのチャッピー吉井さん死去

日本のビートルズ演奏界の重鎮チャッピー吉井さんが9月に亡くなりました。 亡くなってその偉大さを思い知らされました。ザ・パロッツは若手メンバー二人に交代して活動を継続しています。

第6位 NHK連続テレビ小説『ひよっこ』にビートルズ登場

1960年台の東京/茨城が舞台の朝ドラ『ひよっこ』でビートルズ来日が描かれました。ビートルズの曲や公演そのものは巧妙に避けていましたが 実際の報道映像でビートルズ本人(日本滞在時の映像ではありませんが)も登場しており、当時の様子を忍ばせる夢のある内容でした。

第5位 リンゴ・スター ニューアルバム発売 誕生日イベント日本でも開催

リンゴ・スターがニューアルバム『GIVE MORE LOVE』を9月に発売しました。ポール・マッカートニーが2曲参加していることでも話題です。例年7月7日のリンゴの誕生日にアメリカでは本人参加の盛大なイベントが開催されますが、今年は同アルバムのプロモーション兼ねて日本でも同日に公式イベントが開催されました。

第4位 ビートルズのクリスマスレコード発売

ビートルズ現役時代にファンクラブ向けに配布されていたソノシートをそれぞれレコードとして復刻したセット商品が12月に発売されました。ファン向けのリラックスした内容に心温まります。

第3位 ビートルズ関連展覧会 日本で開催

 11月からビートルズ展『Ladies and Gentlemen…The Beatles!』、12月からジョン&ヨーコの写真展『GIVE PEACE A CHANCE JOHN&YOKO'S BED-IN FOR PEACE 1969 PHOTOGRAPHY BY GERRY DEITER JAPAN 2017-2018』が東京で開催されました。こういった人が集うリアルイベントは今後も引き続き開催してほしいです。

第2位 『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』50周年

ビートルズのアルバムの中で最も手が込んでいることで知られる『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』が50周年記念としてリミックスされ様々なセット商品が発売されました。12月にはハイレゾ音源の配信が開始されています。50周年記念イベントが世界各地で開催されました。我々甲虫楽団も同アルバム全曲通し演奏ライブを3回開催しました。来年以降も50周年リミックスの発売を期待したいです。

第1位 ポール・マッカートニー来日

昨年の紅白歌合戦での衝撃の来日発表後、今年の前半はポール来日で盛り上がりました。来日公演が1年おきのペースになってからこれで3回目。ポールもそれを迎えるファンも慣れたものでリラックスした雰囲気に包まれました。ポールと日本はより仲良くなった気がします。今のところ今年の紅白には出ていないようです。


2017年12月26日火曜日

『Magical Mystery Tour』放送50周年記念「Your Mother Should Know」ベースタブ譜

2017年12月26日はビートルズのテレビ映画『Magical Mystery Tour』放送50周年です。エンディングのシーンで使用された「Your Mother Should Know」風のベースタブ譜を共有します。
http://www.kouchu.info/Bass33.pdf
『マジカル・ミステリー・ツアー』:ビートルズのサイケなアルバムに秘められたストーリー(RollingStone)

無計画・無秩序に制作された映画はその分カラフルな映像と音声が特徴的ですが、最初に放送されたときは白黒放送だったという最後までグダグダでした。視聴者はテレビの前で唖然としたことでしょう。翌日ポール・マッカートニーが釈明のためにテレビに出演したぐらいです。今でいう炎上状態です。
Paul McCartney justifies Magical Mystery Tour

同作品は2012年にレストア版が発売済みなので、今年は新たな話題も無く静かな50周年となりました。
日本では12月1日にザ・ビートルズ・クラブが月刊The Beatles 臨時増刊号『まるごと1冊マジカル・ミステリー・ツアー』 を発売しています。
甲虫楽団は11月18日に同アルバム全曲通しライブを開催しました。
レポートは→こちら

 Magical Mystery Tourについての当ブログの記事は以下からまとめてご覧いただけます。
http://blog.kouchu.info/search/label/Magical Mystery Tour



2017年12月17日日曜日

レビュー:『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』〈50周年記念デラックス・エディション〉HDデジタル・オーディオ(96kHz/24bit)

※リミックス各曲のレビュー→こちら
 
ビートルズ初のハイレゾ(Hi-Res)音源配信となる『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』が2017年12月15日0時に解禁となりました。良い耳&良い機材&大音量で聴かないと違いがわからなかもしれません…。僕はよくわかりませんでした。
 

 曲目は50周年2枚組CD(リミックスアルバム+同じ曲順のアウトテイク+α)と同内容です。50周年スーパーデラックス版のブルーレイに収録されていたハイレゾ音源と15曲は同じで、残りのハイレゾ版は初公開です。
日本では5つのサイトから購入できます。→https://lnk.to/Beatles_HiRes

今回FLAC(無劣化が売りのフォーマット)で購入し、50周年スーパーデラックス版のCDを取り込んでFLACにした音源と聴き比べてみました。

・OS:Windows 10 (64bit)
・プレイヤー:foobar 2000 WASAPI接続 ※CD音源は96kHz/24bitにアップコンバート
・スピーカー:KRIPTON KS-1HQM (USB DAC 内蔵アンプスピーカー)
・ヘッドフォン:Roland QUAD-CAPTURE(USB DAC)+ Sony MDR-ZX700 (ヘッドフォン)

「ハイレゾは音が良い」という先入観からか、ハイレゾの方が高音と低音に解放感があるような気がしました。CD音源は上下から押し込められている、とでもいいましょうか。ドラムのハイハットやベースのピッキングに注目すると違いがわかるかも、という程度です。
歌やギターにあまり違いは感じませんでしたが、よく聴くと残響がよりきめ細やかなような気がします。
何度か曲中の同じ一部分をハイレゾとCD由来音源を瞬時に切り替えて聴き比べましたが結局この程度の違いしか感じられませんでした。スピーカーとヘッドフォン両方試しましたが印象は変わりません。
ストリングスやインド楽器などの生楽器によい影響が出ると予想していましたが、そんな感じもするものの想像したほどではありませんでした。

ここまでは今回リミックスされたアルバムの13曲についての感想ですが、 その後に続くアウトテイクの方がより違いがわかりやすかったです。オーバーダビングを繰り返す前なのでハイレゾで復活する音の成分が多いと想像しています。とくにドラムの瑞々しさが違います。曲によってはハイレゾとCDでは明らかに音量が違うのでマスタリングの方針が違うのかもしれません。

今回のハイレゾ音源に5800円の価値があるかと問われれば微妙です。とくにハイレゾ音源を買うような人は50周年記念盤を購入しているはずですのでより躊躇すると思います。50周年記念最上位版を購入した人にはダウンロード権を与えるようにすればハイレゾ音源の拡大にもなってよかったと思います。
 今回聴いた感じだと『The Beatles』(ホワイトアルバム)の方がハイレゾ音源に合っていると思いました。来年のリリースを期待したいです。

2017年12月15日金曜日

ジョン・レノン37回目の命日

2017年12月8日はジョン・レノンの37回目の命日でした。ニューヨークのセントラルパーク内にあるStrawberry Fieldsのモニュメントには多くの人が集まり大合唱が行われました。これは毎年恒例です。




各国のメディアはジョンの功績や死の経緯を取り上げました。 当時の警察や医療関係者がインタビューに応えています。
Cops and Surgeon Who Tried to Save John Lennon’s Life Recall Night of ‘Bedlam,’ Nearly 40 Years Later



日本ではジョン・レノンとオノ・ヨーコの反戦パフォーマンス「ベッド・イン」を題材にした写真展が命日当日から開催されています。
GIVE PEACE A CHANCE JOHN&YOKO’S BED-IN FOR PEACE 1969 PHOTOGRAPHY BY GERRY DEITER JAPAN 2017-2018 写真展開催決定

前日にはNHK クローズアップ現代+で取り上げられました。
GIVE PEACE A CHANCE ~ジョン・レノン 名曲はこうして誕生した~ - NHK クローズアップ現代+

ポール・マッカートニーはオーストラリアツアー中でしたが、命日当日は公演がありませんでした。今回のオーストラリアツアーは今年の日本公演では演奏されなかったジョンとの共作曲『A Day in the Life』が演奏されています。
ポールは久しぶりのオーストラリア公演ということで積極的にメディアに登場しています。

ビートルズ関係者は比較的静かにこの日を迎えました。オノ・ヨーコの意向もあって命日よりも誕生日を重視するようになっています。

George Harrisonさん(@georgeharrisonofficial)がシェアした投稿 -

2017年11月30日木曜日

ムック『大人のロック! 編 ザ・ビートルズ 源流と進化』2017年11月29日発売

書籍『ザ・ビートルズ史 誕生』とイベント「TOKYO BEATLES WEEK 2017」を融合させたようなムック『大人のロック! 編 ザ・ビートルズ 源流と進化』が2017年11月29日に発売されました。
 大人のロック!編  ザ・ビートルズ 源流と進化|日経BPブックナビ【公式サイト】
ザ・ビートルズ史 上 :マーク・ルイソン,吉野 由樹,山川 真理,松田 ようこ|河出書房新社
Tokyo Beatles Week 2017

前半「ビートルズ・サウンドの源流」はあまりに膨大な『ザ・ビートルズ史 誕生』のエッセンスを「サウンドの源流」にこだわってコンパクトに精錬しています。『ザ・ビートルズ史 誕生』と同じく、ビートルズのメンバーの出生からデビュー年までを対象にしています。
後半「ビートルズ・サウンドの進化とロックの黄金時代」 は「TOKYO BEATLES WEEK 2017」を再構成したような印象です。同イベント登壇者が多く執筆に参加しており、イベントでの発言を書き起こしたコラムもいくつか掲載されています。今年は1967年から50年後ということで同年の出来事に注目した記事が多めです(『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』、『Magical Mystery Tour』、Our World)。
 『ザ・ビートルズ史 誕生』「TOKYO BEATLES WEEK 2017」を体験した方、興味があるが未体験の方、両方にお勧めできる書籍です。本書の前文に主旨がまとまっているので書店で手に取った方は前文を読んで購入を決めると良いと思います。

2017年11月21日火曜日

レポート:ビートルズ展「Ladies and Gentlemen... THE BEATLES!」有楽町インフォス

2017年11月18日から始まったビートルズの展示会「Ladies and Gentlemen... THE BEATLES!」に行って来ました。規模にはあまり期待しない方が良いと思います。
11月20日(月)19時過ぎ
パンフレット 入場券の半券 缶バッジ
この展示会については前回の投稿もご覧ください→こちら

入場券はビートルズ日本武道館公演のチケットを模したものです。引換券(前売券)を持参すると缶バッジがもらえます。バッジは色が何種類かあるようで、くじ引きのように箱に手を突っ込んで1つ取ります。前売券は主催の楽天チケットほか、各種プレイガイドで購入できます。 入場時に写真撮影OKとの説明がありました。

展示スペースは1フロアで入った瞬間に全貌が見えます。想像より小さいと思います。この点は2012年の「デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展」の方がストーリー性があって良かったです(当時のレポートは→こちら)。

体験型の展示が特徴的で、アルバム『Abbey Road』のジャケットで有名な横断歩道の書割の側ではスタッフが控えていて写真撮影を申し出てくれます。他には「Yellow Submarine」を歌うことができるカラオケブースがありました。会場は静かで開放的なのでここで歌う猛者はいるのでしょうか…。
目玉は「リンゴによるドラムレッスン」です。
シンバルが遠い・・・
 映像のリンゴが提示する3種類のリズムパターンを電子ドラムで一緒に叩くというものです。叩くとヘッドフォンからドラムの音が鳴ります。これがなかなか楽しいです。リンゴのリズムの上で自由にフレーズを叩いて楽しむ人がいそうです。リンゴの演奏とのズレを判定するようなゲーム性はありませんでした。
 一方、パンフレットや事前の報道にあった「ヒストリーブース」は無いようでした。アメリカの展示では電話ボックスのようなブースにこもってビートルズへの思いを録音して主催者に伝えるというものでした。

当時のビートルズが実際に関わった展示物は以下の写真にあるものでほぼ網羅できていると思います。楽器はありません(パンフレットにはジョン・レノンのJ-160Eが載っていますが)。
サイン入りデビューシングル
リンゴがフリーダ・ケリーに贈ったドラムスティック
サイン入りカード(ドラムはピート・ベスト)
リンゴが1964年に着たスーツ
リンゴがアルバム『Abbey Road』のジャケットで着たスーツ
ポール・マッカートニーの直筆歌詞「What You're Doing」
宣誓書にサイン

サイン
ジョン・レノン直筆 アメリカ初公演セットリスト
サイン入り書類
ポールがシェイ・スタジアム公演で着たジャケット
ビートルズ最終公演でジョージ・ハリスンが使用したセットリスト
小規模ではありますが、映像(日本語字幕)や音声(英語のみ)コンテンツが豊富なのでそれらをじっくり堪能したら2時間くらいは滞在できそうです。場外に物販コーナーがありますが、展示会オリジナル商品は無いようでした(5000円買うと展示会缶バッジと同じデザインのコースターがもらえる)。何故かポール・マッカートニーのOUT THEREツアーのトートバッグがありました。

今回の展示会、宣伝では「デビュー55周年」「ビートルズ日本公演の1966年までの展示品が中心」など日本人にとっての必然性を強調しています。実際日本公演関連の展示もありますが、全体としてはアメリカ上陸50周年を機にアレンジされた「ビートルズとアメリカ」をテーマにした展示会です。そのつもりで行けば充分楽しめると思います。

2017年11月7日火曜日

ビートルズ展「Ladies and Gentlemen... THE BEATLES!」アメリカから上陸 2017年11月~2018年1月 有楽町

※展示会に行って来ました。レポートは→こちら

ビートルズのアメリカ上陸50周年の2014年に成立し、以降全米ツアーを行っている展覧会「Ladies and Gentlemen... THE BEATLES!」が来日します。東京は2017年11月18日~2018年1月28日有楽町インフォスで開催されます。2018年2月~5月(追記:その後3月初旬~5月下旬と情報更新→2月10日~4月8日に決定)に大阪に行きその後世界各地を回ったあと2019年にアメリカに帰るという情報もあります。


グラミー・ミュージアムとFab Four Exhibitsという二つの団体がタッグを組んで作り上げたパッケージで、ビートルズがツアー活動でアメリカを席巻した1964年~1966年を重点的に取り上げています。

ビートルズ展「Ladies and Gentlemen…The Beatles!」(日本公式サイト)
LADIES AND GENTLEMEN...THE BEATLES! (The Grammy Museum)
Fab Four Exhibits, LLC

日本初!『Abbey Road』の衣装など貴重なビートルズ関係の品400点以上を展示(マガジンサミット)
ビートルズの日本初公開の品々集めた展示会 18日から(NHK)
土屋アンナ“人から愛される人になって”(日テレNEWS24)

2017年11月18日~2018年1月28日 有楽町インフォス(東京都千代田区丸の内)
一般:前売券1,800円/当日券2,200円
学生:前売券1,300円/当日券1,500円
前売券は主催の楽天チケットほか、各種プレイガイドで販売

発表情報変更履歴:
初日 11月3日→11月18日
一般当日券 2000円→2200円

2018年2月10日~ 4月8日 ATC(大阪南港) 特設会場ITM2F(大阪市住之江区)
一般:前売券1,800円/当日券2,200円
学生:前売券1,300円/当日券1,500円
※忌野清志郎展と併催。両展覧会のセット料金あり

有楽町インフォスの会場の様子
有楽町インフォスの会場の様子

アメリカでの展示では、長らく紛失していたジョン・レノンのJ-160Eや、エド・サリヴァン・ショー出演時の「The Beatles」ロゴ入りバスドラムヘッドが一時的に展示されていたようですが、これらは日本には来ないと思われます。
以降の写真や映像は全てアメリカでのものです。
シェイ・スタジアム公演でポール・マッカートニーが着ていた衣装




リンゴ・スターが映画「A Hard Day's Night」とアルバム「Beatles for Sale」のジャケットで着たスーツ
エド・サリヴァン・ショーを意識しているのだろうがベースの機種が全然違う!
空港での記者会見を真似できる
リンゴのドラムレッスン
関係アーティストの展示も
ビートルズファンの部屋
ヒストリーブースここにこもってビートルズへの思いを録音するらしい
アルバム「Abbey Road」ジャケットの書割

ビートルズとアメリカの関係に興味がある人にはうってつけの展覧会だと思います。開催初日の11月18日は甲虫楽団による「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」「Magical Mystery Tour」全曲演奏ライブ当日なので行けませんが、翌週明けに行って当ブログでレポートします。

甲虫楽団からのお知らせ

我々甲虫楽団は「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」「Magical Mystery Tour」リリース50周年記念全曲通しライブを開催します。
ビートルズ展とライブ会場は有楽町駅~新桜台駅で乗換なし徒歩込40分で移動できます。新桜台からライブ会場最寄りの江古田へ歩く途中には ビートルズ楽器の知識や技術で有名な60s' SOUND GUITAR SHOP「with」があります。3か所ハシゴもお勧めです!

日時:2017年11月18日(土)18:15開場 19:00開演 21:30終演予定

内容:1stステージ『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』全曲
   2ndステージ『Magical Mystery Tour』全曲+α
   ※終演後22:30の閉場までご飲食・ご歓談いただけます

場所:江古田「Live House Buddy(バディ)」
    西武池袋線江古田駅南口すぐ
http://www.buddy-tokyo.com/

料金:3000円(1ドリンク込み)
   学生1000円(ドリンク含まず。受付時に学生証を提示してください)
   ※予約不要・全席自由です。来場順にお好きな席にご着席いただけます。
   ※席数に余裕があるためご予約は受け付けておりませんが
    ご来場を予定されている方はお名前と人数を
    メンバーへまたは「応援メッセージ送信フォーム」(→ https://goo.gl/Vgs9oy )よりお知らせいただければ幸いです。
    来場者数見込みを把握したくご協力をお願いいたします。
   ※前売券の販売はありません。

2017年11月3日金曜日

『サージェント・ペパー~ビートルズの音楽革命~』2017年11月3日放送 カットシーンまとめ

本編については以前の英語版についての投稿をご覧ください。→こちら 

『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』発売50周年を記念してイギリスBBCが制作したドキュメンタリー番組『Sgt Pepper’s Musical Revolution』の日本語版『サージェント・ペパー~ビートルズの音楽革命~』が2017年11月3日NHK-BS1で放送されました。日本語吹替と日本語字幕を駆使した丁寧な作りでした。
追記:再放送決定 2017年11月18日(土) 午後10時 2018年1月1日(月)午前0時~
NHKドキュメンタリー - サージェント・ペパー~ビートルズの音楽革命~  ※「みんなのレビュー」あり
NHKオンデマンド | サージェント・ペパー~ビートルズの音楽革命~ ※12月1日まで購入可能
 以前の投稿にも書きましたが、1995年に公開された「Free as a bird」のプロモーションビデオの素材と思われる高精細の映像が使われているのが実は見どころだと思います。

今回の放送は49分間で、英語版より10分短縮されています。英語版に比べて17箇所シーンがカットされていますが、とくにジョージ・ハリスン作「Within You Without You」についてはガッサリ削除されています。かわいそうなジョージ・・・。ナビゲーターのハワード・グッドールはこの曲に思い入れがあるのか英語版ではたっぷり解説していました。

カットシーンを以下にまとめます。数字は日本語版のどの時点からカットされているかを示します。
  • 06:52 リンゴのインタビューの後、スタジオでのセッションの様子の音声
  • 08:00 Strawberry Fields Forever初期バージョンの音声(日本語版は途中で切れる)
  • 13:01 Strawberry Fields ForeverがPenny Laneや『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』の方向性を決めたとする解説
  • 15:11 ポールのピアノ演奏に影響を与えたリトル・リチャードの映像(英語版は2回登場するが日本語版は1回だけ)
  • 18:20 Penny Laneの手拍子を録音する様子の音声
  • 19:57 Being for the Benefit of Mr. Kite!は当時からしても古臭い曲だが、皮肉にも当時最先端の技術を使用して制作されたとする解説
  • 28:15 転調は万華鏡のようなものだとの解説
  • 29:33 テープスピードを上げることで声が若くなり、サージェント・ペパーのテーマ幼年期や過去といったものに合致するという解説
  • 32:50 She' Leaving Homeの対比的な曲の構成は親にも家出少女にも共感を表しているとする解説
  • 35:15 LP盤のB面にひっくり返すとWithin You Without Youが来てびっくりするぞという解説
  • 36:03 このアルバムの中でひときわ異彩を放つWithin You Without Youは20世紀のポップソングのターニングポイントとなったとする解説
  • 36:36 ジョージ・ハリスンとインド音楽(ラヴィ・シャンカルにも言及)・東洋思想との出会いについて解説
  • 37:37 インド音楽家によるタブラの実演を踏まえてインド音楽のリズムについて解説
  • 38:28 インド音楽家による歌唱シーン(日本語版は途中で切れる)
  • 40:15 A Day in the Lifeにサージェント・ペパーの全てが詰まっているとする解説
  • 46:44 A Day in the Lifeのファイナルコードについて補足説明
  • 48:43 スタッフロールの長さを調整 ※その他エンディングには一部映像のカット割りを英語版と変えているところあり

甲虫楽団からのお知らせ

我々甲虫楽団は「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」「Magical Mystery Tour」リリース50周年記念全曲通しライブを開催します。

日時:2017年11月18日(土)18:15開場 19:00開演 21:30終演予定

内容:1stステージ『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』全曲
   2ndステージ『Magical Mystery Tour』全曲+α
   ※終演後22:30の閉場までご飲食・ご歓談いただけます

場所:江古田「Live House Buddy(バディ)」
    西武池袋線江古田駅南口すぐ
http://www.buddy-tokyo.com/

料金:3000円(1ドリンク込み)
   学生1000円(ドリンク含まず。受付時に学生証を提示してください)
   ※予約不要・全席自由です。来場順にお好きな席にご着席いただけます。
   ※席数に余裕があるためご予約は受け付けておりませんが
    ご来場を予定されている方はお名前と人数を
    メンバーへまたは「応援メッセージ送信フォーム」(→ https://goo.gl/Vgs9oy )よりお知らせいただければ幸いです。
    来場者数見込みを把握したくご協力をお願いいたします。
   ※前売券の販売はありません。

2017年11月2日木曜日

ビートルズからのクリスマスプレゼント レコードとハイレゾ配信 2017年12月15日リリース

ビートルズが現役時代にファンクラブ向けにソノシートで配布していたいわゆる「クリスマス・レコード」をシングルレコードのボックスセットで復刻したもの、ならびに『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』2017年リミックスのピクチャー・ディスク仕様LPとハイレゾ配信という3つの商品が2017年12月15日にリリースされます。



『クリスマス・レコード・ボックス』、『サージェント・ペパーズ』ピクチャー・ディスク仕様LPの発売決定!(ユニバーサル ミュージック ジャパン)

クリスマス・レコードは当時のファンクラブ向けクリスマス・メッセージということでビートルズがアットホームかつハイテンションで語りかけてきます。その後訪れる様々な困難やメンバーの死を思うと余計に感動的です。
クリスマスにちなんだちょっとした演奏を披露しているのが特徴です。とくに1967年に収録された「Christmas Time (Is Here Again)」 はビートルズが作った唯一のクリスマス・ソングで長らく一般的には流通していませんでした。

『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』はビートルズの作品として初めて96KHz/24bitのハイレゾ音源で配信されます。96KHz/24bitの音源は50周年記念エディションの最上位版にBlu-rayで収録されていましたが、Blu-rayには収録されていなかった曲も今回配信されます。どうやら50周年記念エディションの2枚組CD(曲目は→こちら)と同じ内容のハイレゾ音源になるようです。
こちらは是非聴いてみようと思います。
追記:聴きました。レビューは→こちら

甲虫楽団からのお知らせ

クリスマスには少し早いですが、我々甲虫楽団の今年の活動の締めくくりとして「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」「Magical Mystery Tour」リリース50周年記念全曲通しライブを開催します。

日時:2017年11月18日(土)18:15開場 19:00開演 21:30終演予定

内容:1stステージ『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』全曲
   2ndステージ『Magical Mystery Tour』全曲+α
   ※終演後22:30の閉場までご飲食・ご歓談いただけます

場所:江古田「Live House Buddy(バディ)」
    西武池袋線江古田駅南口すぐ
http://www.buddy-tokyo.com/

料金:3000円(1ドリンク込み)
   学生1000円(ドリンク含まず。受付時に学生証を提示してください)
   ※予約不要・全席自由です。来場順にお好きな席にご着席いただけます。
   ※席数に余裕があるためご予約は受け付けておりませんが
    ご来場を予定されている方はお名前と人数を
    メンバーへまたは「応援メッセージ送信フォーム」(→ https://goo.gl/Vgs9oy )よりお知らせいただければ幸いです。
    来場者数見込みを把握したくご協力をお願いいたします。
   ※前売券の販売はありません。

2017年10月26日木曜日

ファッツ・ドミノ死去 ビートルズとの関係

ニューオーリンズのミュージシャンでビートルズのメンバーにも多大な影響を与えたファッツ・ドミノが2017年10月24日にルイジアナ州で亡くなりました。89歳でした。1950年代を中心に活躍しビートルズのメンバーもファンでした。1986年ロックの殿堂創立時の受賞者10人のうちの一人です。
 


Statement from the children of Antoine “Fats” Domino, Jr.
1964年9月16日ビートルズのニューオリンズ公演の直前にビートルズとファッツ・ドミノは面会しています。小一時間写真を撮ったり一緒に歌ったりして過ごしたそうです。
この面会はファッツ・ドミノの同郷のミュージシャンであり同日の公演でビートルズの前座を務めたクラレンス・ヘンリーの仲介で実現しました。ビートルズに会いに行くか?と聞かれたファッツ・ドミノは「俺が会いに行くんじゃ無い、奴らが会いに来るんだ」と言ったそうです。
クラレンス・ヘンリ―とビートルズ
ピアノ弾き語りスタイルなせいかビートルズがファッツ・ドミノの曲を演奏した音源は見つかりませんでしたが、ビートルズ解散後にジョン・レノンとポール・マッカートニーが同じ曲をそれぞれカバーしています。以下、オリジナル、ジョン、ポールのバージョンです。
ビートルズの「Lady Madonna」はファッツ・ドミノっぽく歌ったと作曲者のポールが語っています。そのことが本人に伝わったのか、それとも聴いてすぐピンと来たのか同年に同曲を本家がカバーしてヒットさせているのが面白いです。

その他、ビートルズの「Lovely Rita」と「Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey」をカバーしています。


2017年10月20日金曜日

ジョージ・ハリスンが「ルーフトップ・コンサート」で使用したギター復刻版発売

ジョージ・ハリスンが1969年1月の通称「ゲット・バック・セッション」ならびに「ルーフ・トップ・コンサート」で使用したことで有名なオールローズ・テレキャスターの復刻版その名も『George Harrison Rosewood Telecaster』が2017年10月18日より出荷開始されました。全世界1000本限定で、日本での販売価格は315,000円(税抜)です。
『George Harrison Rosewood Telecaster』


ジョージ・ハリスン
父のギターを持つダーニ・ハリスン
GEORGE HARRISON TELECASTER®(フェンダー オンラインストア)

実は同じコンセプトの商品が昨年も発売されていました。
THE GEORGE HARRISON TRIBUTE ROSEWOOD TELECASTER®(フェンダー オンラインストア)
こちらは税抜1,780,000円で今回の5倍以上の値段です。どこが違うのでしょうか…。
見た目では、 2016年版=ヘッド裏にロゴ、2017年版=ネックプレートにロゴくらいの差に見えます。
2016年版のヘッド裏
2017年版のネックプレート
2016年版プロモーションビデオ

2017年10月15日日曜日

ジョン・レノンが喜寿を迎えるはずだった誕生日

2017年10月9日はジョン・レノン77回目の誕生日でした。日本人的発想では喜寿ということになりますが、77というゾロ目は世界共通で面白いかと思いきや、海外では10年区切りや25年区切りを特別視しているようで、例年以上にしめやかな一日となったようです。
 ニューヨークのセントラルパーク内にあるStrawberry Fieldsのモニュメントには多くの人が集まり大合唱が行われました。これは毎年恒例です。
2007年以来恒例となったイマジン・ピース・タワーの点灯式も開催されました。しかし開始以来初めてオノ・ヨーコはアイスランドの現地に現れずレイキャヴィークのホフディ・ハウスからペリスコープで生出演するにとどまりました。健康不安が懸念されます。
オノ・ヨーコやビートルズのメンバーはジョンの誕生日を祝うコメントツイートしました。
 今年はリアム・ギャラガーもツイートしたことが話題になっています。

Dr Winston O'boogieというのはジョンが他のアーティストの作品にお忍びで参加する際に使用していた名義です。さすがのマニアックさ。息子にレノンと名付けるだけのことはあります。

リアム・ギャラガーはその2日前に参加したフー・ファイターズ主催のフェスでフー・ファイターズやジョー・ペリー(エアロスミス)とともにビートルズ「Come Together」を演奏しました。この時にジョンの誕生日を意識したのかもしれません。

2017年10月11日水曜日

『ひよっこ』完結 ビートルズ関連まとめ

NHK連続テレビ小説 平成29年度前期『ひよっこ』が2017年9月30日放送分で完結しました。ビートルズ来日をビートルズ本人や来日時の日本の映像を引用しつつ2週に渡って描いたことが話題になり、視聴率もこの週を境に上昇傾向になったようです。『ひよっこ』でのビートルズの取り上げ方をまとめます。
(2017年10月15日/22日にBSプレミアムで総集編放送)
1964年東京オリンピック開催の年からお話が始まります。ビートルズ来日2年前です。
劇中でのビートルズについては主に主人公みね子の叔父、宗男を通して語られました。彼にとってビートルズは第二次世界大戦を引きずっていた旧来の価値観を打破する存在なのです。

第4週 第20話(4月25日)←ポール・マッカートニー日本武道館公演当日。狙った?
実家がある茨城から東京に出ようとするみね子に対してラジオを操作してビートルズを聴かせようとする宗男。でも結局鳴らない。ビートルズの音楽は自由だと伝えたかったらしい。ビートルズが掲載された雑誌を送って欲しいと頼む宗男。

第8週 第46話(5月25日)
みね子の幼馴染三男が東京から帰省した際に東京でのビートルズ旋風について問う宗男。だが三男は流行に疎く、テレビのニュースで名前を見た程度らしい。
 
第9週 第49話(5月29日)
宗男への手紙にビートルズが掲載された雑誌を同封するみね子。

そしてついに第13週その名も「ビートルズがやって来る」を迎えます。
この週は6月26日~7月1日の放送でした。実際にビートルズが来日したのが1966年6月29日ですからこの日にぶつけてきたのでしょう。
ビートルズ来日を新聞で知った宗男「ビートルズがヤッテクル」と電報を みね子に打つ。
職場や近所の人とビートルズについて語り合うみね子。「いつの時代でもね、若い女の子が夢中になるものは、本物なんだよ。女の子はね、いいものを嗅ぎ分ける力を持ってるんだ。理屈じゃなくてね。」と言うみね子の職場の母親代わりの牧野鈴子。
みね子が住むアパートでも住人同士でビートルズ談義。「Yesterday」だけは歌詞が良いと評価するクラシック派の島谷。歌詞の内容を聞いて自分の境遇(父親が失踪)と重ね合わせるみね子。
宗男をビートルズ公演に参加させるために、歯磨き粉を大量購入して同僚に押し売りするみね子。歯磨き粉を買うとビートルズ公演のチケットが当たるというのは史実と同じ(商品名が史実ではライオン社「ダイヤ」のところ劇中ではチーター社「ダイアナ」)。
「なんでもいい。ワァ~と大声で叫ぶ。うるさいと思われようが、それはできるだけ遠くまで届けるためなのだ。だから聞いていると一緒に声を出している気分になって心が晴れる。一緒に歌いたくなる。それがレコードになれば、イギリスから茨城まで届く」という宗男。結局宗男もみね子もチケットは当たらなかったが、宗男はビートルズと同じ時間を過ごそうと東京まで来てしまった。

翌第14週「俺は笑って生きてっとう!」までビートルズ来日の話題は続きます。

島谷からチケットを託された宗男はそれをチケットが無くて途方に暮れ道端にうずくまるビートルズ ファンに譲ってしまう。茨城から駆け付けた妻の滋子と共に日本武道館の近くまで行き歓声を送る宗男「ありがとう! ビートルズ! 俺は笑って生きてっとう! 俺は笑って生きてっとう! おめえも生きろ!」。ローリング・ストーンズがきっと日本に来るに違いないとみね子に言い残して茨城に帰って行った。
第15週 第87話(7月12日)
みね子と一緒にいるところにビートルズのチケットを譲ったファンから声をかけられお礼のビートルズグッズをもらう島谷。事情を知らないみね子との間に気まずい空気が流れるがこれをきっかけに二人は付き合うことになる。

第21週 第123話(8月23日)
ツィギーの話題からミニスカートもビートルズも自由の象徴だと語る宗男。

第21週 第124話(8月24日)
ツィギーが来日してビートルズと同じホテルに泊まるという噂を知るみね子。

第23週 第138話(9月9日)
花の栽培方法を教えてもらう引き換えに宗男のレコード、ビートルズの「ラブ・ミー・ドゥ」を譲ってしまう滋子。思わず叫ぶ宗男「ビートルズ! ありがとうな!」。


ビートルズの描かれ方についていくつかツッコミどころがあります。

みね子の職場近くの和菓子屋の息子、ヤスハルがビートルズの「A Hard Day's Night」のイントロとおぼしきコードをギターで弾きますが、この押さえ方は正しいです。ところが当時それを知っていた日本人は皆無と思われます。ヤスハルはギターの天才だったのかもしれません。
みね子と同じアパートに住む早苗がビートルズのメンバーで好きなのはリンゴと語りますが、それは早苗を演じているのがドラマーとしても活躍するシシド・カフカさんだからでしょうか?しかしながら、後に早苗の恋人がドラマーであることがわかるのでそのせいかもしれません。この設定自体シシド・カフカさんがドラマーだからこその可能性がありますが・・・。

宗男はビートルズの「Love Me Do」のレコードを滋子に奪われてしまいますが、「Love Me Do」は当時日本でシングルレコードとして発売されていないはずです(「All My Loving」のB面での発売実績あり)。宗男が持っていたのはイギリスの初回盤(リンゴがドラムのバージョン)だったのかも??

そして何といってもビートルズの曲が1秒も流れない!権利問題と思われます。昔の日本のテレビCMなどでは権利問題をクリアするためにビートルズコピーバンドが代わりに演奏することがありましたが、それすらありません。現代でも放送の範疇ではなんとかしようがあったと思いますが、DVDで発売したときのことを考慮して問題を回避したのかもしれません。
それにしてもその回避方法が不自然です。ビートルズグッズで埋め尽くされた宗男の部屋で肝心のビートルズを聴くシーンが無いし、宗男がみね子にビートルズを聴かせようとしてもラジオが壊れていて動かないし、後にみね子が聴いていたラジオ番組でビートルズの「抱きしめたい」が曲紹介されたときもみね子はそこでラジオを消してしまいます。
 極めつけは宗男はビートルズ日本武道館公演チケットを受け取りながらも赤の他人に譲ってしまい、ビートルズの公演は音漏れ参戦で描かれています。譲る必然性が感じられないので、ビートルズの公演のチケットのレプリカは映したかったがビートルズの公演そのものは描きたくなかったからとしか思えません。ちなみにチケットを譲り受けた女性は劇中のナレーションで「後にロック評論家に・・・」と語られています。この意図も不明です。後の湯川れい子さんではないか?と考える視聴者も多かったようですが、湯川さんは当時既にビートルズに会うほどの地位にあったのであてはまりません。
最後の悪あがきが前述のギターのコード一発だったのかもしれません。宗男がHelp!の歌詞らしき言葉(「ヘルプ!アイニーサンバディ」)を叫ぶシーンがありましたが、メロディにならないように配慮されていました。

ツッコミどころは多々あるものの、ビートルズ来日時の日本の様子をドラマでじっくり描きビートルズの本人映像が連続テレビ小説に登場しただけでも画期的だと思います。ビートルズと日本の関わり合いの中で長く語り継がれる作品でしょう。

<参考>
『ひよっこ』ロスなあなたに。脚本家・岡田惠和氏に、あの疑問、この疑問を聞いちゃいました!その2(otoCoto)