レポート:ビートルズ展「Ladies and Gentlemen... THE BEATLES!」有楽町インフォス

2017年11月18日から始まったビートルズの展示会「Ladies and Gentlemen... THE BEATLES!」に行って来ました。規模にはあまり期待しない方が良いと思います。
11月20日(月)19時過ぎ
パンフレット 入場券の半券 缶バッジ
この展示会については前回の投稿もご覧ください→こちら

入場券はビートルズ日本武道館公演のチケットを模したものです。引換券(前売券)を持参すると缶バッジがもらえます。バッジは色が何種類かあるようで、くじ引きのように箱に手を突っ込んで1つ取ります。前売券は主催の楽天チケットほか、各種プレイガイドで購入できます。 入場時に写真撮影OKとの説明がありました。

展示スペースは1フロアで入った瞬間に全貌が見えます。想像より小さいと思います。この点は2012年の「デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展」の方がストーリー性があって良かったです(当時のレポートは→こちら)。

体験型の展示が特徴的で、アルバム『Abbey Road』のジャケットで有名な横断歩道の書割の側ではスタッフが控えていて写真撮影を申し出てくれます。他には「Yellow Submarine」を歌うことができるカラオケブースがありました。会場は静かで開放的なのでここで歌う猛者はいるのでしょうか…。
目玉は「リンゴによるドラムレッスン」です。
シンバルが遠い・・・
 映像のリンゴが提示する3種類のリズムパターンを電子ドラムで一緒に叩くというものです。叩くとヘッドフォンからドラムの音が鳴ります。これがなかなか楽しいです。リンゴのリズムの上で自由にフレーズを叩いて楽しむ人がいそうです。リンゴの演奏とのズレを判定するようなゲーム性はありませんでした。
 一方、パンフレットや事前の報道にあった「ヒストリーブース」は無いようでした。アメリカの展示では電話ボックスのようなブースにこもってビートルズへの思いを録音して主催者に伝えるというものでした。

当時のビートルズが実際に関わった展示物は以下の写真にあるものでほぼ網羅できていると思います。楽器はありません(パンフレットにはジョン・レノンのJ-160Eが載っていますが)。
サイン入りデビューシングル
リンゴがフリーダ・ケリーに贈ったドラムスティック
サイン入りカード(ドラムはピート・ベスト)
リンゴが1964年に着たスーツ
リンゴがアルバム『Abbey Road』のジャケットで着たスーツ
ポール・マッカートニーの直筆歌詞「What You're Doing」
宣誓書にサイン

サイン
ジョン・レノン直筆 アメリカ初公演セットリスト
サイン入り書類
ポールがシェイ・スタジアム公演で着たジャケット
ビートルズ最終公演でジョージ・ハリスンが使用したセットリスト
小規模ではありますが、映像(日本語字幕)や音声(英語のみ)コンテンツが豊富なのでそれらをじっくり堪能したら2時間くらいは滞在できそうです。場外に物販コーナーがありますが、展示会オリジナル商品は無いようでした(5000円買うと展示会缶バッジと同じデザインのコースターがもらえる)。何故かポール・マッカートニーのOUT THEREツアーのトートバッグがありました。

今回の展示会、宣伝では「デビュー55周年」「ビートルズ日本公演の1966年までの展示品が中心」など日本人にとっての必然性を強調しています。実際日本公演関連の展示もありますが、全体としてはアメリカ上陸50周年を機にアレンジされた「ビートルズとアメリカ」をテーマにした展示会です。そのつもりで行けば充分楽しめると思います。

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