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ビートルズトリビュートショー「LET IT BE」来日公演は2014年3月16日の福岡公演をもって終了しました。初日の東京公演@東急シアターオーブこそメディアでの報道もありましたが、それ以降はひっそりと終わった印象です。
関係者がFacebookに投稿した東京公演とされる写真 |
明治神宮を観光したキャストたち |
まず、ショーのフォーマットはおおむね好評のようでした。「タイムスリップ」という言葉でイベントの雰囲気を表現している方が多かったです。歌や演奏が上手という評価が多く、とくにアコースティックコーナーの評判が高いです。これは先輩ショーの「RAIN」についてはあまり見られなかった感想です。
とはいえRAINとLET IT BE両方見た方はRAINの方が良かったという人が多いようでした。これは両者の内容があまりにも似ている(LET IT BEが陳腐に感じる)ということも影響しているでしょうが、確かにビートルズのカリスマ性はRAINの方が体現できていた気がします。LET IT BEの方が庶民的というかコミカルだった印象があります。
否定的な意見として「似ていない」というものが多いです。とくにポール役が右利きなのが減点対象となっています。ところが、左でベースを弾いていたという目撃証言もあり(前掲の写真もそう)、真相は不明のままです。Peter John Jacksonが試験的にベースを左で弾いた日もあったのかもしれません。「似ていない」派の方もジョン役には及第点を与えているようでした。
東京公演サウンドチェックの様子。本番も左で弾いていた? |
出演者のIain Hornal とPaul Mannion(東急シアターオーブにて) |
次回来日公演に向けてですが、RAINやThe Fab Four同様、宣伝が課題だと思いました。今回も来日を知らないままで終わった潜在顧客がいそうです。FacebookやTwitterなど低コストのメディアもあるのですからもっと活用すれば良いと思います。
チケットについても課題を残しました。東京公演では前方席をプレミアムシートとして2万円近くで売り出したのですが、売れ行きが芳しくない公演も多かったようで、ステージ前に空席が目立ち後ろの方が満席といういびつな状態になっていたようです。今後も長くビートルズで商売していこうというならそういった空席を当日券として学生限定で安価で販売するなど、できる工夫は行ってもらいたいものです。
ポール・マッカートニーも訪れた皇居に行った二人のポール役 |
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