2019年1月31日木曜日

映画『LET IT BE』作り直し版制作発表 オリジナル版も再公開予定

※2020年3月11日に『THE BEATLES: GET BACK』という題名で2020年9月4日北米公開と発表されましたくわしくは→こちら

ビートルズ最後のライブパフォーマンスとなった「ルーフトップ・コンサート」50周年記念当日の2019年1月30日に、ビートルズの新作映画が制作中であることが発表されました。監督は『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンです。

NEW FILM PROJECT: Announcing an exciting new collaboration between The Beatles and the acclaimed Academy Award winning director Sir Peter Jackson(The Beatles公式サイト)
ビートルズ 『Let It Be』時代の未公開映像を基にした新ドキュメンタリー映画制作、監督はピーター・ジャクソン(amass)
「ルーフトップ・コンサート」はTV番組用に撮影されたものですが、結局翌年ビートルズ解散後に公開された映画『LET IT BE』のクライマックスシーンに使用されました。題名未定の今回の映画はその『LET IT BE』を素材から再構築するものになるようで、言わば映像版『Let It Be... Naked』といったところでしょうか。
この流れは予想されていました。映画『LET IT BE』はビートルズ解散を言い聞かせるような暗く寂しい作りでしたが、当時の関係者は口をそろえて実際の現場の雰囲気は悪くなかったと言っています。 そういった認識のギャップのせいか、映画『LET IT BE』は長らく絶版になっており現在公式には見ることができません。ポール・マッカートニーやリンゴ・スター、そしてとくにオノ・ヨーコさんが納得するような内容に作り変える必要があったのでしょう。ビートルズ解散の戦犯として度々名前が挙がってきたオノ・ヨーコさんの汚名をそそぐ愛くるしい映画になることを期待しています。
この映画のおかげで既存の映画『LET IT BE』のリストア版が公開されることも発表されました。今回の新作映画の公開も来年を想定しているでしょう。ビートルズ関連50周年記念行事の大きな区切りとなる2020年は盛り上がりそうです。


追記:
リンゴ・スターが2019年日本公演会場でのインタビューで本作について語りました。
多彩なヒット曲が楽しめるリンゴのライブの魅力「僕には多くの音楽仲間がいる」(Rolling Stone Japan)
「『ゲット・バック・セッション』で撮影した映像で、まだ世に出てない素材が56時間もあるんだ! それをピーターと一緒に、iPadを使ってすべて観たよ。マイケル・リンゼイ=ホッグが編集した、当時の映画『Let It Be』は、いささか酷い内容(miserable)だったと思うんだよね。ジョンとポールがやり合っているところをあえて抜き出したりしていてさ」
「あの時、僕らはたくさんの喜びを感じていたし、めちゃくちゃ笑い合ったし、何よりいい音楽がたくさんあったからね。ピーター・ジャクソンによる新作は、そこにちゃんとフォーカスを当ててくれるだろう。観ている人がもっと高揚する作品になると思うよ」

追記(2020年3月1日):
『Let It Be』の映画とアルバムが公開されたのは50年前の5月ですが、今回の新作映画公開は2020年秋と予想されています。10月に「Get Back」という書籍が発売されることが根拠となっています。その他漏れ伝わってくるニュースからもその説を否定できないようです。50周年記念盤(音源集)も同じタイミングかもしれません。アルバム『Let It Be』は2003年に『Let It Be... Naked』として公式に作り直されているので今回リミックスする意義が少ないのは事実です。50年前『Let It Be』をてがけたフィル・スペクターは現在刑務所にいるという複雑な状況ですし、当時のアルバムや映画の公開の経緯にとくにポール・マッカートニーは釈然としていなかったと思われます。50年前の『Let It Be』は黒歴史として無かったものとして、当初の「Get Back」というコンセプトを復権させようとしているのかもしれません。新作映画を軸に、そのサウンドトラックとしての50周年記念盤を制作することが想像されます。

甲虫楽団からのお知らせ

ビートルズのアルバム『Let It Be』がイギリスで1970年5月8日、日本で6月5日に発売されてから2020年で50周年を迎えます。
ビートルズ日本公演50周年をきっかけに始まった甲虫楽団による50周年記念ライブは『Revolver』以降アルバム全曲通しライブを敢行し、遂に今年ゴールを迎えます(『Rubber Soul』は50周年外で全曲通し演奏済)。
1stステージで『Abbey Road』、2ndステージで『Let It Be』と、アルバム2枚を通し演奏いたしますのでぜひお越しいただけますようお願いいたします!

★★★やっちゃえ甲虫~遂にゴール!『Let It Be』リリース50周年記念全曲通しライブ。ついでに『Abbey Road』はおまけかメインか★★★
日時:2020年9月21日(月祝)18:15開場 19:00開演 21:30終演予定
内容:1stステージ『Abbey Road』全曲
   2ndステージ『Let It Be』全曲
   ※終演後22:30の閉場までご飲食・ご歓談いただけます
場所:江古田「Buddy(バディ)」
   西武池袋線江古田駅南口すぐ
https://www.buddy-tokyo.com/
料金:3000円(1ドリンク込み)
学生/未成年 1,000円(ドリンク含まず。受付時に学生証を提示してください)
※予約不要・全席自由です。来場順にお好きな席にご着席いただけます。
※前売券の販売はありません。
※サポータープログラム「甲虫拡団」(くわしくは→こちら)登録者様は本来の開場時間より前にご入場いただけます。

2019年1月19日土曜日

アルバム『Yellow Submarine』発売50周年記念「Hey Bulldog」ベースTAB譜

2019年1月17日はビートルズの11枚目のアルバム『Yellow Submarine』が発売されてから50周年です。収録曲の1つ「Hey Bulldog」風のベースタブ譜を共有します。

http://www.kouchu.info/Bass17.pdf
前アルバム『The Beatles』(ホワイトアルバム)より前、1968年2月11日にレコーディングされており、前年の『Magical Mystery Tour』期のポール・マッカートニー自身の流行りを踏襲したベースの演奏内容です。
録音当日の1日で作り上げただけあってアドリブ性の高い演奏ですが、サビは一貫して2つの音の間の長距離スライドだけで構成されており他に類を見ない印象的なフレーズです。

1999年のリミックスアルバム『Yellow Submarine Songtrack』の発売を契機に同曲のプロモーションビデオが制作されました。まさに録音しているそのものの様子を収めた映像は衝撃的でした。
 実はレコーディング風景が映像で残っているのは必然で、当時シングル「Lady Madonna」のプロモーションビデオ撮影のためにスタジオにカメラが入っており、せっかくみんな集まってるんだからどうせなら曲を作ってしまえといってできたのが「Hey Bulldog」なのでした。


甲虫楽団からのお知らせ


2019年2月17日(日)代々木野外音楽堂で開催される「代々木公園ビートルズフェス~Anthology ~」に甲虫楽団が出演します。
全8バンドがそれぞれテーマを持ってビートルズを演奏します。
甲虫楽団は「1968・・・ホワイトアルバム」というテーマで6番目、14:25~14:50の出演です。
入場無料です。ご来場お待ちしております!