ブライアン・エプスタインが所有していた「デッカ・オーディション」のテープ 約147万円で落札

ビートルズがデビュー前に行った「デッカ・オーディション」を録音したテープを当時のマネージャー、ブライアン・エプスタインが保持していたようです。彼の死後にそれを受け継いだ甥がこの度オークションに出品し、10,240英ポンドで落札されました。
THE BEATLES AUDITION TAPE - Price Estimate: $7500 - $12000
ビートルズ研究の大家、マーク・ルイソンが音源を鑑定したところ既存の音源に比べ以下の特徴があるとのことでした。
  • 特定の楽器がよりくっきり聴こえる
  • Three Cool Catsのエンディングがベース1音分長い
  •  September In The Rainのエンディングが4秒長く、その部分にこれまで聴いたことが無い歌が聴こえる
 つまりこれまで流通してきた音源より世代が若いということを示唆しています。ブライアン・エプスタインが保持していたならそれも納得です。ただし、今回のテープには7曲しか収められていません。当時15曲録音されたというのが定説なので、残りの曲を収めた別のテープがどこかに存在するのかもしれません。

 デッカ・オーディション物といえば、2012年のオークションではこのテープより後の世代と思われる10曲入りのテープが450万円で落札されたことがありました。当時の甲虫楽団ブログの記事はこちら↓
デッカ・オーディションのテープ EMIの妨害を免れ日本人が450万円超で落札

それに比べると今回の落札金額は安く感じてしまいました。

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2 コメント

  1. シェイスタジアム公演のノーカット版を、ブライアンが持ってる。
    って何かで読んだことがある。

    シェイスタジアムがなかなか正式リリースされないのは、それを探してるから?
    それはないか。

    単に版権とか金銭関係が解決してないだけか。

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    1. コメントありがとうございます。

      ブライアン・エプスタインはいろいろ持っていそうですね。
      劣化する前に早く世に出してほしいです。

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