2019年6月17日月曜日

舞台『BACKBEAT』ファンのためのビートルズ鑑賞ガイド その2「映像・書籍」編

舞台『BACKBEAT』を通じてビートルズに興味を持たれた方に向けたビートルズ鑑賞ガイド第二弾、「映像・書籍」編です。

第一弾「音源」編は→こちら
『BACKBEAT』東京公演のレポートやセットリストは別投稿をご覧ください。→こちら

映像

ビートルズファンの中でも映画版『BACKBEAT』(1994年)は有名です。スチュワート・サトクリフ役のイケメンぶりと、影武者バンドの豪華さが話題になりました。舞台版と異なり役者は演奏していません。

同じようにデビュー前のビートルズが題材の作品として『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(2009年)も人気です。こちらはちょうど『BACKBEAT』より前の時代が対象で、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの出会いなどが描かれています。『BACKBEAT』でジョンの複雑なキャラクターに興味を持った方にお勧めです。

ビートルズ本人が出演する映画としてはビートルズがツアーで世界を熱狂の渦に巻き込んだ時期を題材にしたドキュメンタリー映画『EIGHT DAYS A WEEK -The Touring Years』(2016年)がお勧めです。最近の作品ということで映像も音も綺麗にお化粧されており(白黒の映像をカラーに着色するなど)、現代の感覚でもとっつきやすい作品になっています。舞台版『BACKBEAT』にもたびたび登場した「To the top, Johnny!」のフレーズやタバコの灰をメンバーの頭に落とすシーンなどがあるので、舞台版『BACKBEAT』の出演者やスタッフはこの作品を見たと思います。この映画の冒頭ではビートルズ本人がハンブルクについて振り返っており『BACKBEAT』から地続きで世界の頂点に上り詰めた経過が感じ取れます。

アイドル時代のビートルズを語る上では初主演映画『A Hard Day's Night』(1964年)は欠かせません。この作品ではビートルズは本人役で出演しており(「ビートルズ」と名乗るシーンはありませんが)彼らが当時どのように世界から見えていたか、どのように世界に見せたかったのかがわかる作品です。劇中ではとことんアイドルらしく振舞っていますが、ローテンションでシニカルなセリフも多く、舞台版『BACKBEAT』の熱いビートルズ像に慣れた方は面食らうかもしれません。公開50周年の2014年に音と映像をブラッシュアップしたバージョンが発売されました。

もっと手っ取り早く「動くビートルズ」の魅力を満喫したければ、シングルヒット集『ザ・ビートルズ1』の2015年リミックス版+ミュージックビデオ集の商品が良いです。ミュージックビデオの開祖とされるビートルズの独特なセンスが感じられます。どうせなら50曲分の映像が入っている最上位商品『ザ・ビートルズ 1+ ~デラックス・エディション~』にしてしまいましょう!

ハンブルク時代のビートルズをとらえた映像は残っていないようですが、前回の「音源」編で紹介したBeatles Anthology の映像版ではスチュアート・サトクリフについてポール・マッカートニーやジョージ・ハリスンが語っています。Beatles Anthology の映像版はビートルズのメンバーの誕生からビートルズの解散までを描いたDVD5枚組の公式ドキュメンタリーですのでビートルズにある程度興味を持った方は必ず通ることになると思います。

なお、『スチュアート・サトクリフ - 5人目のビートルズ』というドキュメンタリー作品がありますが、入手困難なようです。

書籍

ビートルズの書籍は多すぎて把握しきれませんが、『BACKBEAT』という切り口ではアストリッドのインタビューで構成された『ビートルズが愛した女』が最適だと思います。これは日本人ノンフィクション作家が映画『BACKBEAT』をきっかけにアストリッドにコンタクトを取ったことからできた本で、きっと満足いく内容でしょう(すみません、読んだことありません)。1995年に刊行されて以来、何度か書名や出版社を変えて発売されているようです。
1995年発売時の装丁
その他のビートルズの伝記ものには必ずと言っていいほど『BACKBEAT』の頃の記述がありますが、ビートルズ関連は21世紀になってからも情報のアップデートが止まらないのでできるだけ最近のものを選ぶことをお勧めします。究極的には『ザ・ビートルズ史』(2013年)がありますが、上下巻で1600ページを超えるボリュームで、ビートルズファンでも読破した人はあまりいないと思います。しかも、これでもまだデビュー年の1962年まででまだまだ続きが発売される予定です・・・

概要をつまみ食いするという主旨では『ビートルズ・ストーリー Vol.7 1962 』(2016年)はいかがでしょうか。以下のような興味深い見出しが並びます(すみません、読んだことありません)。
  • ブライアン・エプスタインとジョージ・マーティン
  • 1961年のビートルズ 概論&アルバム解説/ハンブルク/主要ライヴ
  • 5人目のビートルズ:スチュ・サトクリフ、ピート・ベスト、トニー・シェリダン他
  • 映画『バック・ビート』
前述のBeatles Anthologyには書籍版もあります。こちらは1冊の大振りな百科事典のような体裁です。迷ったらこれを選ぶのもアリです。


第二弾はここまで。第三弾にして完結編は当ブログの真骨頂、「演奏」編です。

2019年6月9日日曜日

舞台『BACKBEAT』ファンのためのビートルズ鑑賞ガイド その1「音源」編

舞台『BACKBEAT』を通じてビートルズに興味を持たれた方も多いようで、ビートルズファンの一人として嬉しく思います。そんな『BACKBEAT』ファンの皆様に向けて、僭越ながらビートルズ鑑賞ガイドを書かせていただきます。まずは第一弾、「音源」編です。

『BACKBEAT』のレポートやセットリストは別投稿をご覧ください。→こちら

オリジナルアルバム

ビートルズが世界を席巻したのはマネージャーのブライアン・エプスタインやプロデューサーのジョージ・マーティン(二者とも『BACKBEAT』に登場)といった大人達と出会って洗練されてからのことなので、まずはデビュー後のアルバムを聴いていただきたいところです。とはいえ『BACKBEAT』の頃は他人の曲をカバーするのが常でしたから、デビュー後のアルバムで『BACKBEAT』登場曲を網羅することはできません。その中でも初期の4作品+その時期のアルバム未収録作品を収めた編集盤はデビュー前から演奏していたカバー曲も収録されており、『BACKBEAT』の頃の雰囲気が感じられます。

各アルバムに収録されている『BACKBEAT』登場曲を列挙します。アルバム名からビートルズ公式サイトの説明ページにリンクしています。
  • Please Please Me』(1963年) 「Please Please Me」「P.S. I Love You」「Twist and Shout」
  • With The Beatles』(1963年) 「Please Mister Postman」「You Really Got a Hold on Me」「Money (That's What I Want)」
  • A Hard Day’s Night』(1964年) ※ジョンの才能が爆発したアルバムなので全曲書下ろし
  • Beatles For Sale』(1964年) 「Rock and Roll Music」
  • Past Masters』(1988年/2009年)「Long Tall Sally」「Bad Boy」「Slow Down」
どれもビートルズの本気の演奏が聴けます。
マニアックなことを言わせていただくと、当時のレコードはモノラル(スピーカー1つで聴く)が主流で、ビートルズもモノラルバージョンに注力して制作していました。ところが現代はステレオが主流であるため、今普通に入手できるビートルズのアルバムは当時片手間に制作されたステレオバージョンです。前述の4作品は是非モノラルバージョンを聴いていただきたいところですが、現状モノラルバージョンを聴くためにはCD13枚組『The Beatles In Mono(ザ・ビートルズ・モノ・ボックス)』を入手する必要があります。
デビューアルバムからの4作品はお勧めです

公式編集盤

『BACKBEAT』収録曲にこだわらず、デビューしたてのビートルズの魅力を気軽に体験したいようでしたら、公式ベストアルバムの『The Beatles / 1962-1966』(1973年 通称『赤盤』)が良いと思います。『BACKBEAT』登場曲は「Please Please Me」のみです。
ちなみに1967年~解散までの曲を収めた『The Beatles / 1967-1970』(1973年 通称『青盤』)もあります。
赤盤と青盤のセット商品もありました
もっと『BACKBEAT』を強く感じたい!ということでしたら、本来マニア向けにはなりますが『The Beatles Anthology 1』(1995年)がお勧めです。デビュー前の音源も多く、『BACKBEAT』登場曲は「That'll Be the Day」「My Bonnie」「Ain't She Sweet 」「The Sheik of Araby」「Please Please Me」「Money (That's What I Want)」「You Really Got a Hold On Me」「Twist and Shout」「Long Tall Sally」と実に9曲にも上ります。デビュー後の音源もライブが多くむき出しのビートルズが感じられます。ピート・ベストやスチュワート・サトクリフの演奏が聴けるのもポイントです。ただ、ビートルズ現役時代に発表されなかった音源ばかりなので、このアルバムだけでビートルズを判断することはお勧めできません。
Anthology 1のジャケット。ピートの顔の部分が破れて下からリンゴが見えている…
なおAnthologyは1から3まであり、ジャケットデザインはクラウス・フォアマン(アストリッドの元カレとして『BACKBEAT』にも登場)です。というより、ビートルズが1966年に発売した『Revolver』のジャケットデザインをしたことで当時から有名です。さらにはベーシストとしてビートルズ解散後のジョン・レノンのアルバムに参加しています。音楽活動を辞めたスチュワート・サトクリフからベースを買い取ったらしく、ベーシストになることを選んだのは彼への対抗意識でしょうか??
Antholgy 1~3はひとつながりの絵になるようデザインされている
『Revolver』(1966年)のジャケットもクラウスの作品
 さらに、ビートルズ初期の勢いがあるライブ演奏をもっと聴きたいということでしたら、1962年~1965年のBBCラジオ(イギリス)出演時のスタジオライブをまとめた『Live at the BBC』(1994年)『On Air-Live at the BBC Volume 2 』(2013年)というものもあります。前述の初期アルバムに収録されている『BACKBEAT』登場曲のほとんどがライブ音源で聴けます。『BACKBEAT』で始めに演奏された「Johnny B Goode」のビートルズ版が収録されているのは『Live at the BBC』だけです。
Live at the BBCの2作品をセットにした商品"THE COLLECTION"もあります

非公式音源

「まだだ、まだもっと『BACKBEAT』に近づきたいんだ!」という方にはビートルズ側からの公式発売ではありませんが、1962年1月1日にデッカ・レコードのスタジオで演奏した通称「デッカ・オーディション」(Decca auditon)の音源(一部は前述のAnthology 1に収録)、1962年12月のハンブルク「スタークラブ」(Star Club)でのライブを客席から録音した音源がAmazon等で入手できます。「ハンブルクのライブ音源」というとまさに『BACKBEAT』を彷彿とさせますが、この時ビートルズは「Love Me Do」でデビュー済みでドラムはリンゴ・スターに代わっています。「デッカ・オーディション」のドラムはピート・ベストです。

第一弾はここまで。第二弾は「映像・書籍」編の予定です。

2019年6月3日月曜日

レポート:『BACKBEAT』2019年5月31日 東京芸術劇場 プレイハウス

メジャーデビュー前のビートルズを描いた映画『BACKBEAT』の舞台版を見てきました。以下、ネタバレ満載です。

舞台版『BACKBEAT』は原作となる映画版の監督イアン・ソフトリー自身が手掛けた作品で、今回初めて日本語化されました。

『BACKBEAT(バックビート)』
https://www.backbeat-stage.jp/
戸塚祥太、加藤和樹らが“令和のビートルズ”に 舞台『BACKBEAT』開幕 初日公演を前に意気込み(exciteニュース)
戸塚祥太、辰巳雄大、加藤和樹ら“ビートルズ”仲が深まり和気あいあい!舞台「BACKBEAT」へ「ロックで駆け抜けたい」と意気込みも (Edge Line)
戸塚祥太×加藤和樹が“5人目のビートルズ”×ジョン・レノンの友情を描く、舞台『BACKBEAT』(exciteニュース)

<公演日程>
2019年5月25日(土)~6月9日(日) 東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2019年6月12日(水)~16日(日) 兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2019年6月19日(水) 愛知県 刈谷市総合文化センター 大ホール
2019年6月22日(土)・23日(日) 神奈川県 やまと芸術文化ホール メインホール

<キャスト>
スチュアート・サトクリフ:戸塚祥太(A.B.C-Z)
ジョン・レノン:加藤和樹
ジョージ・ハリスン:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)
ポール・マッカートニー:JUON(FUZZY CONTROL)
ピート・ベスト:上口耕平
アストリッド・キルヒヘル:夏子
ベルト・ケンプフェルト ほか:鍛治直人
トップテンクラブMC ほか:田村良太
クラウス・フォアマン / リンゴ・スター:西川大貴
レーパーバーンの店員 ほか:工藤広夢
ブライアン・エプスタイン ほか:鈴木壮麻
ブルーノ・コシュミダー ほか:尾藤イサオ

今作はミュージカルではありませんが、ステージ上での生演奏が売りです。となれば普段からビートルズの曲を好んで演奏している身としては黙っていられません。
・・・と意気込んで行ったものの、正直僕自身いわゆる「ハンブルク時代」のビートルズには疎く『BACKBEAT』映画版も見たことが無いので、 演奏に重点を置いたレポートになります。

満員感にあふれた会場は9割方女性客に見えました。第一幕の終わりに食い気味で拍手したり、カーテンコールの2回目はスタンディングオベーションするなど統率がとれていたのでリピーターが多いのかもしれません。
舞台は戸塚祥太さん(スチュアート・サトクリフ役)による鬼気迫るパントマイムから始まります。普段からダンスで身体表現を鍛えているジャニーズ事務所のタレントを起用するのは単に人気を重視しているわけでは無いと感じました。その後ビートルズのメンバーによるダンスシーンがあったので、さらにその思いを強くしました。
そして突然ビートルズ本人の「That'll be the Day」(当時はThe Quarry Men名義)の音源が流れて驚きました。以降ビートルズ本人の音源が流れることはありません。 その他劇の冒頭では「Come On Everybody」(エディ・コクラン)「Be-Bop-A-Lula」(ジーン・ヴィンセント)などがオリジナル音源で流れました。Be-Bop-A-Lulaは劇中でも何度かセリフとして登場します。
ストーリーやセリフは原作に忠実ということなのか、かなりマニアックな内容を含んでいます。おそらく出演者本人も由来を理解していないであろう、ストーリーの進行上不要に見える言い回しや所作も多いです(例:スチュが客席に背中を向けて演奏)。実在の固有名詞が何の説明も無く次から次へと登場します(例:ロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズ リンゴ・スターが加入していたバンド)。僕もすべて気づけたか自信がありません。本作はあくまでもジョンとスチュの友情や葛藤に焦点を当てた内容ですが、ジョージの年齢詐称による強制送還、ブライアン・エプスタインとの出会い、ジョージ・マーティンの意向を受けたピートの解雇とリンゴの加入など、ビートルズ史における重要イベントはしっかり盛り込まれています。

以下、劇中で出演者により演奏/歌唱された曲を登場順に列挙します(セットリスト)。
 曲名の次にメインボーカルを記しました。
★:レノン=マッカートニーの曲
■:ビートルズが演奏した音源が存在しないと思われる曲

Johnny B. Goode (日本語バージョン) ジョン ※スチュのベースと歌のみ
Johnny B. Goode ジョン
Good Golly, Miss Molly■ ジョン
Blue Moon of Kentucky■ ポール ※ジョン&スチュ不在
The Sheik of Araby ジョージ ※ジョン&スチュ不在
How Much is That Doggie in the Window■ ピート ※ジョン&スチュ不在
Twenty Flight Rock ジョン
Long Tall Sally ポール
Hound Dog■ 尾藤イサオ ※カラオケ歌唱
You've Really Got a Hold on Me ジョン ※スチュ途中で抜ける
A Taste of Honey ポール ※ギター弾き語り
Rock and Roll Music ジョン
My Bonnie トニー・シェリダン ※スチュ不参加(ポールがベース)
Ain't She Sweet ジョン ※カラオケ歌唱
Twist And Shout ジョン ※ポールのギターと歌のみ ビートルズのアレンジ力を示す演出
Money ジョン ※スチュ&ジョン途中で抜ける
Slow Down ジョン ※事前録音
Bad Boy ジョン→ジョージ→ポール ※スチュ&ジョン途中で抜ける
Love Me Tender■ スチュ
Please Please Me★ ポール ※ポールのギターと歌のみ レノン=マッカートニーによる曲作りの演出
Please Mr. Postman ジョン ※ベース途中からポール→スチュに交代 以降の曲スチュは不参加
P.S. I Love You★ ポール
Love Me Tender■ ジョン ※独唱
Twist And Shout ジョン ※この曲のみドラムがリンゴ

使用/歌唱されている曲でプレイリストを作りました。→Spotify   →YouTube
それぞれ引用元は一部異なります。

舞台後方にバンドセットが設置してあり、必要に応じて前に引き出して演奏します。演奏の途中で静かになって他の場所でのシーンが盛り込まれるなどBGMとしての演出も多かったです。
ポール役のJUONさんは本作のために左利きに矯正して演奏しており、不慣れな感じはありましたが高レベルな歌や演奏の表現力でバンドを引っ張っていました。ジョン役の加藤和樹さんは「Ain't She Sweet」が最も雰囲気が出ていました。スチュ役の戸塚祥太さんは「ベースが下手」(ポールに追い出された)設定を壊すほどの安定感のある演奏でした。ピート役の上口耕平さんは歌とダンスが上手くてびっくりしました(ピート役として見ていたので)。ジョージ役の辰巳雄大さんはギター初心者にもかかわらずソロまで弾いていたのは素晴らしい集中力だと思いました。

観ていて気になった点としてはまず楽器や衣装の時代考証です。再現性より舞台映えを意識したのだと思います。また、ビートルズのメンバーのキャラクターが一律「ハイティーンのやんちゃ坊主」で、舞台表現ということでハイテンションで声を張り上げることも相まって描き分けができていないと感じました。終盤、ジョンやポールは内面描写が増えて個性が際立っていったので序盤のキャラごちゃ混ぜ感は意図的だったのかもしれません。


とはいえ全体的には想像以上に楽しめました。企画~キャスティング~稽古~本番とこの舞台をなんとか成功させようと真摯に取り組んでいる様子が伝わってくるようでした。唯一の主要女性出演者の夏子さんはアストリッドの気高いイメージを裏切りませんでした。尾藤イサオさんは当時の雰囲気を知るだけあって説得力ある歌と演技でした。他の出演者も一人何役もこなしながら歌や演奏にも参加しており、多彩でした。リンゴ役の西川大貴さんは右手のシンバルのたたき方がリンゴっぽかったです。

ビートルズファンをニヤリとさせるマニアックさを含みながらも、演奏ありダンスあり裸ありと飽きさせません。史実がそもそも劇的ですから終盤は涙を誘います。生演奏に興味があるビートルズファンにお勧めできる舞台です。逆にこの舞台をきっかけにビートルズ曲の生演奏に興味を持つ人が増えれば良いなと思います。

甲虫楽団からのお知らせ


令和初の6/29「ビートルズ記念日」(ビートルズが羽田空港に降り立った日に由来)
に甲虫楽団のワンマンライブを開催します。
-------------------------------------------------------------------
日時:6月29日(土) 13:00開場、13:30開演、16:00終演予定
場所:Live House Johnny Angel(ジョニーエンジェル)
   JR総武線 小岩駅 南口から徒歩30秒
http://johnnyangel.jp/

チャージ:一般1800円/学生1000円 ※後精算となります
※ドリンク別、別途ポップコーン代300円要
-------------------------------------------------------------------
ご予約はジョニーエンジェル様へ直接お問い合わせお願いいたします。

約4年ぶりの出演となる小岩ジョニーエンジェルでのワンマンライブです。
ホワイトアルバムに続き、現在イエローサブマリンとアビーロードの仕込みに入ってますので、それぞれの良いとこどりでお送りしようと思います。
そしてそして、「ビートルズ記念日」にちなんで久しぶりに日本武道館公演ナンバーからも数曲お送りする予定です。「BACKBEAT」で演奏された曲もあります!


2019年5月27日月曜日

ビートルズのトリビュート・ショー『LET IT BE ~レット・イット・ビー~』2019年9月~10月来日公演

ビートルズに扮したミュージシャンがビートルズの曲を生演奏するコンサート仕立てのショー『LET IT BE』が2年連続4度目の来日公演を実施します。
過去の日本公演の様子
https://www.letitbe-japan.com/

過去の公演も含め『LET IT BE』に関する投稿は以下をご参照ください。
http://blog.kouchu.info/search/label/LIB-Show

今回は2週間以上にわたって10都府県13会場で公演を行います。
9月27日~29日 新宿文化センター 大ホール(東京)
10月1日 静岡市民文化会館 中ホール(静岡)
10月2日 名古屋市公会堂(愛知)
10月3日 オリックス劇場(大阪)
10月4日 岡山市民会館 大ホール(岡山)
10月5日 東広島芸術文化ホールくらら 大ホール(広島)
10月6日 ルネッサ長門 劇場(大ホール) (山口)
10月8日 ベイシア文化ホール 大ホール(群馬)
10月9日 宇都宮市文化会館 大ホール(栃木)
10月10日 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(東京)
10月11日~12日 町田市民ホール(東京)
10月13日 海老名市文化会館 大ホール(神奈川)
10月14日 たましんRISURUホール(立川市市民会館)(東京)

プレイガイド 2019年6月1日 10:00~ 一般発売
チケットぴあ
イープラス
ローチケ
楽天チケット

今回のツアーは5月に入ったころから徐々に情報が解禁されてきましたが、現在に至るまで公式サイトには目立った更新は無く、プレスリリースも見当たりません。そうこう言っているうちに先行抽選予約が始まり、6月1日からは一般発売が始まるという状況なのでここで一旦記事にしておきます。

追記:翌日プレスリリースが発表されました。
ビートルズの歴史を体感できる再現コンサート「LET IT BE ~レット・イット・ビー~」

現在の情報から推測する限り、2018年と公演内容は同じように見えます。すなわち、「1980年のジョンレノンの誕生日にビートルズが再結成されたら」という設定のパフォーマンスが目玉です。
2018年ツアーについては→こちら

詳細判明次第、この記事を更新していきます。

甲虫楽団からのお知らせ


令和初の6/29「ビートルズ記念日」(ビートルズが羽田空港に降り立った日に由来)
に甲虫楽団のワンマンライブを開催します。
-------------------------------------------------------------------
日時:6月29日(土) 13:00開場、13:30開演、16:00終演予定
場所:Live House Johnny Angel(ジョニーエンジェル)
   JR総武線 小岩駅 南口から徒歩30秒
http://johnnyangel.jp/

チャージ:一般1800円/学生1000円 ※後精算となります
※ドリンク別、別途ポップコーン代300円要
-------------------------------------------------------------------
ご予約はジョニーエンジェル様へ直接お問い合わせお願いいたします。

約4年ぶりの出演となる小岩ジョニーエンジェルでのワンマンライブです。
ホワイトアルバムに続き、現在イエローサブマリンとアビーロードの仕込みに入ってますので、それぞれの良いとこどりでお送りしようと思います。
そしてそして、「ビートルズ記念日」にちなんで久しぶりに日本武道館公演ナンバーからも数曲お送りする予定です。

2019年5月9日木曜日

ブライアン・エプスタインが所有していた「デッカ・オーディション」のテープ 約147万円で落札

ビートルズがデビュー前に行った「デッカ・オーディション」を録音したテープを当時のマネージャー、ブライアン・エプスタインが保持していたようです。彼の死後にそれを受け継いだ甥がこの度オークションに出品し、10,240英ポンドで落札されました。
THE BEATLES AUDITION TAPE - Price Estimate: $7500 - $12000
ビートルズ研究の大家、マーク・ルイソンが音源を鑑定したところ既存の音源に比べ以下の特徴があるとのことでした。
  • 特定の楽器がよりくっきり聴こえる
  • Three Cool Catsのエンディングがベース1音分長い
  •  September In The Rainのエンディングが4秒長く、その部分にこれまで聴いたことが無い歌が聴こえる
 つまりこれまで流通してきた音源より世代が若いということを示唆しています。ブライアン・エプスタインが保持していたならそれも納得です。ただし、今回のテープには7曲しか収められていません。当時15曲録音されたというのが定説なので、残りの曲を収めた別のテープがどこかに存在するのかもしれません。

 デッカ・オーディション物といえば、2012年のオークションではこのテープより後の世代と思われる10曲入りのテープが450万円で落札されたことがありました。当時の甲虫楽団ブログの記事はこちら↓
デッカ・オーディションのテープ EMIの妨害を免れ日本人が450万円超で落札

それに比べると今回の落札金額は安く感じてしまいました。

2019年4月12日金曜日

「Get Back」発売50周年記念ベースタブ譜

2019年4月11日はビートルズ19枚目のシングル「Get Back」イギリス発売50周年です。同曲風ベースTAB譜を共有します。
http://www.kouchu.info/Bass05.pdf
原点回帰をスローガンに行われた1969年1月のセッションのテーマソングとして後世に認識されている曲です。同セッションで取り上げた楽曲はデビュー前のように歌いながら演奏して完成させる前提ですのでベースラインがシンプルでアドリブ要素が強くなっています。
とくにポール・マッカートニーがボーカルを担当するこの曲はやりすぎなくらいシンプルで、3弦の開放弦と2~3弦の5フレットと7フレットだけでほぼ演奏できます。とはいえ、随所に登場する印象的なG→Dのコード変更に参加するのは1回だけ、「Get Back」と歌った直後のシンコペーションも最初のうちは参加しないなど、あえて他のメンバーとずらすという工夫は感じられます。

2019年4月8日月曜日

主人公だけがビートルズを知っている世界を描く映画『イエスタデイ』 2019年10月11日 日本公開

※2019年6月12日に邦題と日本公開日が公表されたことに伴い一部記述を更新しました。
ミュージシャンである主人公が自分以外ビートルズを知らない世界に紛れ込み、ビートルズの楽曲を新曲として発表することでスターダムにのし上がっていく・・・という映画『YESTERDAY』は2019年6月28日から海外で上映されることが発表されていましたが、日本でも10月11日から上映されることが決定しました。2016年に同じくビートルズを題材とした映画が『イエスタデイ』という邦題で劇場公開されているのですが今回の邦題も『イエスタデイ』となりました
海外版イメージ画像
映画『イエスタデイ』公式サイト
アカデミー賞監督ダニー・ボイル×アカデミー賞ノミネート脚本家リチャード・カーティス最新作『イエスタデイ』邦題&日本公開日10月11日(金)決定! エド・シーラン写る初場面写真到着!!(東宝東和)
このあらすじを見て、日本の漫画『僕はビートルズ』を思い出す方も多いでしょう。ミュージシャンがビートルズの曲を新曲として発表して世界を巻き込んだ騒動になっていくという点は同じですが、『僕はビートルズ』の方は今作のようなパラレルワールドへの遷移ではなく、ビートルズデビュー前へのタイムスリップという手法でビートルズが存在しない世界を提示していました。 そのため、50年以上前の時代との隔たりやビートルズ本人との関りが大きなテーマとなっています。
 今回は現代が舞台ですので、 史実より50年以上遅れてビートルズの楽曲が誕生したらどうなるかが面白おかしく描かれているはずです。とくにITを中心としたテクノロジーの進歩やグローバル化がどうストーリーに影響するか楽しみです。
また、両作とも初めてビートルズの楽曲に触れた戸惑いと感動が瑞々しく描かれています。その様子に自分の原体験を重ね合わせて涙する人も多いことでしょう。奇しくも両作とも主人公がたどり着いた世界で人々が初めて聴いたビートルズの楽曲は「Yesterday」でした。ここまでの共通点を見て『僕はビートルズの』パクリだと思う方もいると思いますが、「Yesterday」はギター弾き語りで偶発的に披露するのにうってつけの名曲である点は擁護しておきます。

今作の脚本はリチャード・カーティスです。コメディTV番組『Mr.ビーン』の脚本担当としても有名です。1956年生まれの彼は幼少期にビートルズの洗礼を受け、自身が監督も務めた映画『ラブ・アクチュアリー』『パイレーツ・ロック』では趣味と実益を兼ねてロック愛を隠すことなく取り込んでいました。2016年のビートルズのドキュメンタリー映画『Eight Days A  Week』にもコメント出演していますので筋金入りのビートルズファンと考えて良いでしょう。どのくらいマニアがニヤリとするポイントを盛り込んでくるか楽しみです。
リチャード・カーティス
果たしてビートルズを結成していないジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターは登場するでしょうか。楽しみに公開を待ちたいと思います。

ワールドプレミア上映において劇中同様ビートルズの「Something」を弾き語りで披露する主役のヒメーシュ・パテル↓




2019年4月6日土曜日

レポート:リンゴ・スター アンド・ヒズ・オール・スター・バンド 2019年4月5日東京ドームシティホール公演

桜とともにリンゴ・スターが日本列島にやって来ました。RINGO STARR And His All Starr Band 2019年4月5日東京ドームシティホール公演の初日に行ってきました。

ここ数日で東京の桜がピークを迎えました。リンゴも代々木公園の桜を楽しんだようです。
個人的には2013年以来のリンゴです。2016年はツアーメンバーもセットリストも前回とほとんど同じだったので行きませんでした。
今回はコリン・ヘイとヘイミッシュ・スチュワートが参加すると聞き、とくにヘイミッシュ・スチュワートはポール・マッカートニーの1993年東京ドーム公演で見て以来で懐かしい知人に会うような気持ちになり、行くことにしました。
開場前であればチケットを持っていなくてもグッズ購入可能
アリーナ後方から
ウォーレン・ハム(サックス等)がよく前に出てきて客を煽っていた
ドラムを叩きながら歌う曲はより本気で叩いているように見えた
この日何回ピースしただろう?
日本公演新メンバーの二人
スティーブ・ルカサーがベースを弾くことも
お色直しでダブルピース
笑顔が多かった
最後の曲
最後のスピーチ
リンゴは先に帰ってしまう

この二人の日本公演新メンバーが与える影響は大きく、大人の落ち着いた雰囲気が増したと感じました(トッド・ラングレンが抜けたからかもしれませんが)。ヘイミッシュ・スチュワートは自分の曲以外でもファンキーな彩りを添え、コリン・ヘイは俯瞰的にサウンドを引き締めていました。

東京ドームシティホールには初めて行きましたが地面に穴を深く掘って作ってあり、奥行きが短いためどの席からも近く見えます。リンゴも観客が掲げるプレートが良く見えているようでした。会場のせいか、リンゴ側の意向なのかわかりませんが音量が小さいと感じました。その分歌は良く聴こえました。

リンゴは6年前に比べてドラムの当てぶり感が増して、声もガラガラで歳月を感じましたが、体の動きは以前にも増して軽快で、観客とのコミュニケーションもより積極的でした。もうリンゴは何のプレッシャーも感じずステージを楽しんでいるのだろうなと思いました。

リンゴは冒頭のMCで「今日学んだ言葉」として「リンゴ サイコー!」と言っていましたが、これはポール由来でしょうか??

<セットリスト>
リンゴ以外のボーカル担当 C:コリン・ヘイ G:グレッグ・ローリー H:ヘイミッシュ・スチュワート S:スティーヴ・ルカサー W:ウォーレン・ハム
 ★:2013年/2016年に演奏していない曲(6曲)

Matchbox
It Don't Come Easy
What Goes On
Evil Ways G
Rosanna SW
Pick Up the Pieces H★
Down Under C★
Boys
Don't Pass Me By
Yellow Submarine
Cut the Cake H★
Black Magic Woman / Gypsy Queen G
You're Sixteen
Anthem
Overkill C★
Africa SC
Work to Do H★
Oye como va G
I Wanna Be Your Man
Who Can It Be Now? C★
Hold the Line SW
Photograph
Act Naturally
With a Little Help From My Friends

2013年/2016年に演奏して今回は演奏していないリンゴの曲は下記
Back Off Boogaloo、Honey Don't、Wings 

リンゴも公演後にさっそくツイートしています。「東京ドーム」というのは語弊があるのでは・・・?

2019年4月2日火曜日

ポール・マッカートニーのVIPパッケージをプロデュース シェリー・レイザー死去

大物アーティストのVIPパッケージを手掛けるSLO VIP Ticket Servicesの創始者で「The Ticket Queen」の異名をとるシェリー・レイザーさんが2019年3月31日に亡くなりました。69歳でした。
 

2013年、2014年、2015年、2017年のポール・マッカートニーのツアーに帯同して来日し、サウンドチェックでは自ら参加者に向けてブリーフィングを行う姿が印象的でした。2014年のポール体調不良によるサウンドチェック中止も彼女の口から発表されました。2018年のポールの公演では姿が見えなかったので心配されていました。

ポールの信頼も厚く、サウンドチェックでは彼女の出身地にちなんで「San Francisco Bay Blues」を演奏することが多かったです。そんなポールをサウンドチェック参加者の側で率先して盛り上げていました。
2013年11月10日 京セラドーム
2015年4月20日 京セラドーム 「San Francisco Bay Blues」に投げキッス
2015年4月20日 京セラドーム 「Bluebird」にウイングスサインを掲げる
2017年4月27日東京ドーム
ポールがサンフランシスコで公演を行う際は、本編でもシェリーの名前を出して演奏することがありました。

ポールは追悼ツイートしています。

VIPパッケージの商品性にいち早く注目し、それを実現した想像力と情熱と人徳に敬意を表したいと思います。すばらしい体験を創出していただきありがとうございました。
2018年12月14日グラスゴー サウンドチェック

2019年3月27日水曜日

リンゴ・スター来日 直前に上海でサプライズライブ

日本ツアーを開催するリンゴ・スターが2019年3月26日15時過ぎに福岡空港に降り立ちました。今日福岡サンパレス ホテル&ホールで初日を迎えます。
リンゴ・スター来日直前インタビュー「僕らのショウは平和と愛の祭典、東北の人たちを元気づけたい」(Rolling Stone Japan)

日本に来る直前に一行は上海で船上サプライズライブを行ったようです。マイクロソフトの共同創業者で昨年亡くなったポール・アレンを追悼するクルーズでのことでした。
その場にジュリアン・レノンやジョー・ウォルシュもいたようです。ジュリアン・レノンは直前に日本にいたことがわかっています。

2019年3月18日月曜日

ビートルズの日本公演に前座で出演 内田裕也さん死去

ロックン・ローラー内田裕也さんが2019年3月17日に亡くなりました。79歳でした。妻で女優の樹木希林さんと半年前に死別したばかりでした。
一言では語りつくせないほど様々な側面を持つ方ですが、ビートルズファン目線からするとまずは「ビートルズ日本公演に前座で出演した人」ということになります(本人は『俺は前座じゃない。共演してやってんだ』と言っていたそうですが)。


ビートルズ日本公演を特等席で見る内田裕也さんと尾藤イサオさん
(アリーナ正面のパイプ椅子に座っている二人がそれ)
僕が初めて内田裕也さんを認識したのは1991年の都知事選出馬の時です。
政見放送をジョン・レノンの「Power To The People」のアカペラから始めたのが印象的でした。

1973年のオノ・ヨーコさんへのインタビューをきっかけにジョン・レノンと親交がありました。後年ことあるごとに当時の事を語っています。

<私の恩人>内田裕也、親友ジョン・レノンが俺の原点(THE PAGE 2014年10月)

オノ・ヨーコさんからは「あなたなんかアーティストとして何もしてないじゃない!ジョンもそう言ってたわよ。」、(都知事選出馬を伝えた際には)「あら、バカね」など辛辣なコメントを浴びせられたようですがお互いが主催するイベントに出演したり、ジョン追悼イベントで共演するなど仲間意識はあったと思います。

ジョン・レノン・スーパーライブ(2003年12月 内田裕也オフィシャルサイト)
ジョン・レノン追悼(2005年12月 内田裕也オフィシャルサイト)

実際は良好な関係を継続したのはオノ・ヨーコさんと樹木希林さんのようでした。内田裕也さん抜きで会うことも多かったようですし、近年コメントを交換しています。

樹木希林 オノ・ヨーコに嫉妬「スケールが違う」(スポニチ 2016年5月)
オノ・ヨーコさん、希林さんをしのぶ 「頭のキレる人」(朝日新聞 2018年9月)

一連の言動を見ていると内田裕也さんは樹木希林さんと共にアーティストとしてのジョン&ヨーコになりたかったのかなと感じました。

2013年のポール・マッカートニー日本公演の際は東京ドームでお見掛けしました。翌年ポールの日本公演が中止になった際は以下のようにコメントしていました。

「去年(の来日公演)はしっかりしていて、感激してさすがポールと思っていた。ポールはベートーベンを超えたって一文を書いた。彼が聞いたら喜んでくれただろう。武道館は行ってみたいなと思ってたんだけど。ちょっと今回早すぎたな、来るのが(昨年11月の来日以来)。1年くらい待ってほしかった」

ショーン・レノンが追悼しています。ショーンは内田裕也さんがプロデュースしていたFlower Travellin' Bandのアルバム『SATORI』のリメイクをしたいと内田裕也さんに打診したそうで、追悼投稿のハッシュタグも#flowertravellinbandとなっています。


Sean Ono Lennonさん(@sean_ono_lennon)がシェアした投稿 -

2019年3月17日日曜日

ジャイルズ・マーティン NHK「ららら♪クラシック」に出演

クラシック音楽の魅力を楽しく、分かりやすく伝えるテレビ番組「ららら♪クラシック」(NHK Eテレ 毎週金曜 21:30 - 22:00)2019年3月15日放送回『宮川彬良クラシック・スコープ~ザ・ビートルズの魅力を探る』に近年のビートルズ作品を一手に引き受ける音楽プロデューサーのジャイルズ・マーティンが出演しました。
2018年10月『The Beatles』リミックス版のプロモーション来日時に収録
ららら クラシック - NHK
番組はビートルズのプロデューサーがクラシック畑のジョージ・マーティン (ジャイルズの父)である点をとっかかりに、以下の3つの観点で分析していました。

(1)モーツァルトに通じる旋律
メロディーはシンプル(モーツァルトに通じる)が
合いの手はロックっぽい
(2)バロック音楽の手法
ロックにクリシェを導入したのはビートルズが初めて??
(3)クラシックならではの作曲法
対位法がビートルズの特徴であると語るジャイルズ
 ジャイルズの発言は下記のとおりでした。
 ビートルズは一つの歌に一つのメロディーだけでは満足しませんでした。
 ボーカルと楽器の両方に対位法とハーモニーをもたせて曲を作ることが重要でした。これはまさにクラシック音楽的な方法です。
 ポール・マッカートニーのベース演奏が良い例です。リンゴが歌うこの曲(「With A Little Help From My Friends」)は彼が歌えるように意図的にシンプルな歌にしました。ポールのベースラインは常時ボーカルに対する対旋律を奏でました。
(ビートルズは)他の人には必ずしも聞こえない対旋律を聞くことができましたから、それを彼らの音楽に使いました。その結果彼らの音楽はずっと豊かになりました。
この番組は3月21日午前10時25分~ 午前10時55分に再放送されます。なんとこれは甲虫楽団のホワイトアルバム全曲ライブ当日です。この番組を見て気分を盛り上げてからライブにお越しいただくのも良いかもしれません!

 ホワイトアルバムリリース50周年記念、全曲通しアンコールライブ
日時:
2019年3月21日(木祝)12:00開場 12:30開演 15:00終演予定

内容:
1stステージ『The Beatles』(ホワイトアルバム)1枚目(AB面)
2ndステージ『The Beatles』(ホワイトアルバム)2枚目(CD面)

場所:
高円寺「ShowBoat(ショーボート)」
JR中央総武線高円寺北口から徒歩8分
http://www.showboat1993.com/

料金:
2,500円(1ドリンク込み)
学生/未成年 1,600円(1ドリンク込み。受付時に学生証を提示してください)
※ご予約・前売チケットのご購入はShowBoat様へお問い合わせください。
くわしくは→http://www.showboat1993.com/about-1-cigl

初演時の様子↓

2019年3月12日火曜日

ビートルズのメンバーとも共演 ハル・ブレイン死去

セッション・ドラマーとして1960年代から1970年代にかけて数々の全米1位ヒットソングを支えたハル・ブレインが2019年3月11日に亡くなりました。90歳でした。
ジョージ・ハリスンとハル・ブレイン
フィル・スペクターに重用されたことでブレイクしたハル・ブレインは、 一説によるとビートルズのメンバー全てと個々に演奏した唯一のドラマーとのことです。フィル・スペクターつながりでジョン・レノンの『Rock 'n' Roll』に参加したことで有名です。同アルバムのメインのドラマーであったジム・ケルトナーと一緒にドラムを叩いているようです。

ジョージ・ハリスンとはジョージがプロデュースしたジャッキー・ロマックスのデビューアルバムのレコーディングで共演しています(前掲の写真)。
リンゴ・スターのソロ作品にも参加しているようですが、叩いた本人もどの曲がそれかわからないそうです。セッションドラマーとはそういうものかもしれません。当のリンゴは追悼ツイートをしています。
ポール・マッカートニーとハル・ブレインは各自が演奏した音源に他方が後からオーバーダビングしたことがあるようで、それも共演と言えるのかもしれません・・・。
ハル・ブレインのドラムで遊ぶポールの写真が残っています。

左の黒いケースに「Hal Blaine」と書いてあるのが読めます